※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

マカで高まるαリポ酸の効果(マカとαリポ酸)

マカとαリポ酸の相乗効果はあるのか?

みなさんは、αリポ酸と呼ばれる栄養素をご存知ですか?
最近、メインとなる成分と一緒にαリポ酸を混入しているサプリメントが市場に出回るようになりました。
しかし、αリポ酸はあまり馴染みがない成分なので、どのような作用が有るかわからない方も多いのではないでしょうか?
マカは、αリポ酸と一緒に摂取することでその効果が高まる栄養素が豊富です。
今回は、マカとαリポ酸の相乗効果についてお話します。

αリポ酸とは

αリポ酸は、チオクト酸と呼ばれる硫黄を含む脂肪酸の一種です。
ビタミン様物質※1として作用し、ビタミンが通常水溶性、脂溶性のどちらかに区別されるのに対し、αリポ酸は水溶性、脂溶性どちらの性質も持っています。
αリポ酸は牛や豚の肝臓、腎臓、心臓などに多く、ほうれん草やトマト、ブロッコリーなどにも含有されています。
しかし、食物が含有するαリポ酸の量は多くなく、多いと言われる動物性の食品でも1kgでせいぜい1mg程度しか含有していません。

※1 ビタミン様物質とは、ビタミンが体内で生産できない物質であるのに対し、体内で生産が可能でビタミンと同様の働きをする物質のこと。

αリポ酸の作用

αリポ酸は、私たちの細胞の中にある、エネルギーを生産するミトコンドリアに存在する成分です。
ミトコンドリアのエネルギーとなるのが、ATP(アデノシン三リン酸)です。
しかし、ATPは体内で貯蓄ができないため、ミトコンドリアにあるクエン酸回路と呼ばれるエネルギーの循環システムで、絶えず生産され、そして消費されます。
クエン酸回路は、糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素全てのエネルギー代謝に関わります。
αリポ酸は、このクエン酸回路を活性化する作用があります。

αリポ酸の効果

αリポ酸は、その効果からつい最近まで医薬品の成分として使用されていました。
2004年に、サプリメントへの配合の認可が下り、市販のサプリメントにはαリポ酸を配合したものが多く出回るようになっています。
医薬品の成分として使用していたことからも分かるように、αリポ酸は
(1)疲労回復
(2)糖尿病予防
(3)老化防止
(4)解毒効果
に、非常に効果があります。
それぞれ、αリポ酸がどのように作用するのか、簡単にお話します。

疲労回復

αリポ酸は、クエン酸回路を活性化する作用があります。
疲労が蓄積した時には、体内にある三大栄養素を代謝※2して、エネルギーに変換します。
αリポ酸は非常に小さな物質で、摂取すると素早く細胞膜や、血液中の余分な物質が脳に入らないように関所の役割を果たす脳関門を通過し、細胞内のクエン酸回路に素早く作用します。
クエン酸回路が活性化すると、エネルギー代謝が促進されるので、疲労回復が早まります。

※2 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、他の性質を持つ物質に変えること。

糖尿病予防

人が食事で糖質を摂取すると、小腸で吸収され肝臓に運ばれます。
肝臓でグルコース(ブドウ糖)に代謝された糖質は、血液で全身の細胞に運ばれます。
この時、血液は糖質でドロドロの状態になり、この状態が続くと血管が傷いたり、血栓で血管が詰まったりして動脈硬化を引き起こしてしまいます。
インスリンは、血液中に増えたグルコースを細胞に取り込むようにシグナルを出すホルモンです。
ところが、過食などでインスリンの分泌が慢性化すると、インスリンが正常に作用しなくなり、糖尿病を発症します。
αリポ酸は、このグルコースをエネルギーに代謝するクエン酸回路を活性するので、血液中のグルコースを素早くエネルギーに変え、血糖値を早く下げられます。

老化防止

αリポ酸は、非常に強い抗酸化物質として作用します。
抗酸化物質とは、私たちの体内で発生する活性酸素※3を除去する物質で、αリポ酸以外にも体内では様々な抗酸化物質が作用しています。
活性酸素はミトコンドリアが酸素を取り込み、クエン酸回路でエネルギーを生産する際に発生します。
活性酸素は、細胞内の遺伝子情報を破壊し、老化を早めます。
また、細胞膜や血液中の脂質を過酸化脂質に変性※4させます。
脂質が過酸化脂質となることで、分解されづらくするばかりか、過酸化脂質からさらに活性酸素が発生します。
こうして周囲細胞が傷つき炎症を起こし、血管が厚くなると動脈硬化を引き起こします。

私たちがビタミンとして摂取する、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは、それぞれ抗酸化物質として作用する栄養素です。
αリポ酸は、抗酸化物質のビタミンCやEの400倍もの抗酸化作用を発揮します。
さらに、αリポ酸は、抗酸化作用のあるビタミン類や、体内で生産される抗酸化物質のグルタチオンなど、活性酸素の除去で酸化してしまった抗酸化物質を再生し、抗酸化物質として復活させます。
αリポ酸を摂取すると、体内で合成されるグルタチオンの量が増えるため、全体としての抗酸化作用が一層高まります。

※3 活性酸素とは電子が欠損した、物質として不安定な酸素です。他の物質と結合することで物質として安定化を図ります。そのため、活性酸素は一般の酸素に比べ、物質を酸化する速度が早くなります。
※4 変性とは、他の性質を持つ物質に変わること。

解毒作用

私たちは食事で、食物連鎖などで食物に蓄積した鉛や水銀、ヒ素などを摂取してしまう場合があります。
また、排気ガスやタバコなどの副流煙、食品添加物、医薬品などで知らず知らずのうちに、体内に発ガン性物質を取り込んでしまっています。
有害なミネラルやフリーラジカル※5は肝臓や脂肪の中などに蓄積しやすく、体内に排泄するのが非常に困難です。
αリポ酸は、ガンを発生させるフリーラジカルや有害なミネラルを、キレート剤※6として体外に除去する作用があります。
αリポ酸は有害物質を蓄積している場所から取り出し、挟み込むようにして結合します。
αリポ酸は脂溶性の性質があるので、細胞内に入り込んで作用することができます。
さらに水溶性の性質もあるので、αリポ酸と結合した有害物質は水と馴染みやすくなり、尿と共に体外へ排出されます。

※5 フリーラジカルとは遊離活性基といい、電子が少ない不安定な原子のこと。他の物質と結合することで物質としての安定化を図るので、結合した物質を他の性質を持つ物質に変えてしまいます。タバコの煙や化学薬品、食品添加物などがフリーラジカルと呼ばれます。
※6 キレートは、カニのハサミの意味を持ち、分子の立体構造によって生じた隙間に物質を挟み込むことでできる物質のこと。

マカとαリポ酸の相乗効果

マカは、αリポ酸の効果を高める栄養素が豊富です。
マカのどのような成分が、αリポ酸の効果を高めるのか、詳しく見てみましょう。

ビタミンB群が疲労回復効果を高める

マカは、主に糖質の代謝に作用するビタミンB1、脂質の代謝に作用するビタミンB2、糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素の代謝に作用するナイアシンを含有しています。
これらのビタミンB群は、エネルギーを生産する肝臓で作用します。
αリポ酸もビタミン様物質として、肝臓のミトコンドリアのクエン酸回路を活性化し、ビタミンB群もクエン酸回路で糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに代謝する際に補酵素として作用します。
結果として、エネルギー効率が高まり、疲労回復を早めます。
マカは特に、ビタミンB2とナイアシンの含有量が豊富で、乾燥マカ100g中にビタミンB2を76mg、ナイアシンを35mg含有しています。
これは成人男子が1日に必要な摂取基準の、それぞれ4,872%、233%に相当します。
また、αリポ酸とマカのビタミンB群により肝臓でエネルギー生産量が増えると、肥満防止やダイエットの効果が高まります。

マカでインスリンを作り糖尿病予防

血液中のグルコースを、αリポ酸で活性化したクエン酸回路に取り込むシグナルになるのがインスリンです。
インスリンは、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞で作られますが、加齢とともに分泌が減ってしまいます。
マカは、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞を活性化する必須ミネラルの亜鉛とマンガン、インスリンの合成に必要なナイアシンが豊富です。
乾燥マカ100gには、亜鉛が12mg、マンガンが8mg存在します。
これは成人男子が1日に必要な摂取基準の、それぞれ120%、200%に相当します。
インスリンの分泌が正常に機能することで、グルコースがクエン酸回路でエネルギーに代謝され、糖尿病のリスクを軽減できます。

必須ミネラルとアミノ酸で老化防止

マカには、体内で抗酸化物質の材料として作用する亜鉛や銅などのミネラルが豊富です。
さらに、体内で抗酸化物質として作用するグルタチオンの材料となる、必須アミノ酸のメチオニン、非必須アミノ酸のグルタミン酸、グリシンを含有しています。
αリポ酸を摂取すると、体内のグルタチオンが増えるので、マカでグルタチオンの材料を摂取すると、体内で抗酸化物質が増え、老化防止効果を高めます。

グルコシノレートで解毒効果向上

マカには、アブラナ科の植物特有のグルコシノレートと呼ばれる二次代謝産物※7が存在し、全体の1%がグルコシノレートであると言われています。
グルコシノレートはWHO(世界保健機関)もガンを抑制する効果を認めている成分で、ガンを発生させる成分や、重金属などを体外に排泄する作用があります。
また、αリポ酸が増殖させるグルタチオンも、有害なミネラルと結合し体外に排出される効果があるので、解毒効果が一層高まります。

※7 二次代謝産物とは、植物特有の成分で、生体の維持に不可欠ではないが、継続して摂取することで何かしらの効果がある物質のこと。

まとめ

αリポ酸は、エネルギーを生産するクエン酸回路を活性化させ疲労回復を早める作用や、有害な活性酸素を除去する強力な抗酸化作用、有害物質を体外に排泄する解毒作用があります。
マカは、αリポ酸が活性化させたクエン酸回路に補酵素として作用するビタミンB群、体内の抗酸化酵素の材料となる必須ミネラルの亜鉛や銅が豊富です。
また、マカは抗酸化作用や解毒作用があるグルタチオンの材料となるグルタミン酸、メチオニン、グリシンも豊富です。
さらに、マカ特有の二次代謝産物であるグルコシノレートは、αリポ酸とともに発ガン性物質を体外に排出します。
普段の食事で摂取できるαリポ酸は僅かなので、サプリメントで補うことができます。
マカとαリポ酸を一緒に摂取することで、いつまでも若々しく、元気な体を手に入れられます。

おすすめ製品一覧Hot items