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マカとグレープフルーツの健康効果(マカとグレープフルーツの相性は?)

マカとグレープフルーツを一緒に摂取していいのか?

ビタミンCが豊富で疲労回復やダイエット効果、美肌効果があることで女性に人気のグレープフルーツ。
日本に出回っているのは輸入品がほとんどなので、1年中安定した価格で手に入ります。
一方、マカも疲労回復やダイエットに効果のある健康食品です。
マカとグレープフルーツを一緒に摂取すると、相乗効果を発揮するのでしょうか?
今回は、マカとグレープフルーツの健康効果についてお話します。

グレープフルーツとは

グレープフルーツは、1750年に西インド諸島で発見された、ブンタンとオレンジが自然交配して誕生した柑橘類です。
柑橘類なのにブドウを意味する「グレープ」の名前が付いているのは、木に実る様がブドウに似ているからです。

グレープフルーツの栄養素

グレープフルーツはビタミンCが豊富です。
また、ビタミンB群として、B1、B2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、葉酸、さらにビタミンEを含有します。
必須ビタミンではありませんが、ビタミンB群と同じように作用するビタミン様物質のイノシトールも含有します。
必須ミネラルではカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、マンガンなどを含有します。
しかし、ビタミンC以外はごく少量です。

グレープフルーツの酸味は、クエン酸によるものです。
グレープフルーツの苦味は、二次代謝産物※1で抗酸化物質として作用するナリンギンをはじめとしたポリフェノール類、リモノイド、フラボノイド類のノビレチンの影響によるものです。
また、グレープフルーツの果肉は黄色と赤がありますが、赤い果肉のグレープフルーツには強力な抗酸化物質として作用するカロテノイド類のリコピンが豊富です。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、違う性質を持つ物質に変えること。

グレープフルーツの効果

グレープフルーツの効果は、豊富なビタミンCとクエン酸、多様な二次代謝産物の作用によるものです。
グレープフルーツを摂取すると
* 疲労回復
* 生活習慣病予防
* 抗ストレス
* ダイエット
* 美容
に、効果があると言われています。

グレープフルーツと医療薬

グレープフルーツの果肉に含まれている有機化合物のフラノクマリン類は、様々な医薬品に干渉し、その効果を阻害したり、逆に効果を亢進したりすることが分かっています。
特に、高血圧の治療薬として用いられる血圧降下剤の成分であるカルシウム拮抗薬の効果を阻害するので、薬が効きすぎて低血圧症を発生してしまう場合もあります。
そのため、グレープフルーツを摂取する場合は、自分が普段処方されている薬と照らし合わせ、影響があるかどうか確認する必要があります。

マカとグレープフルーツの相乗効果

マカは、南米ペルー原産のアブラナ科の植物で、標高4,000~5,000mのアンデス高原で栽培される健康食品です。
1年もの歳月をかけて育成し、その間に大地のミネラルを吸収するため必須ミネラルが豊富です。
それ以外にも、ビタミンB群やアミノ酸が豊富で、グルコシノレートをはじめとした二次代謝産物も豊富です。
一方マカは、ビタミンCはあってもごく少量で、グレープフルーツのように豊富ではありません。
また、グレープフルーツの酸味で成分のクエン酸を含有していません。

マカとグレープフルーツは、それぞれ不足している栄養素を補えるので、
(1)疲労回復
(2)生活習慣病の予防
(3)整腸作用
(4)肌の健康維持
(5)貧血・骨粗しょう症防止
(6)抗ストレス
に、効果を発揮します。

疲労回復

グレープフルーツのクエン酸でエネルギー代謝を促進

私たちの体の細胞の中には、エネルギーを生産するミトコンドリアがあります。
ミトコンドリアには、酸素と栄養素を取り込みエネルギーに変えるクエン酸回路があります。
読んで字の如く、グレープフルーツに豊富なクエン酸は、このクエン酸回路を活性化する作用があります。

生体を維持するエネルギーを生産している器官が、「生体の化学工場」と呼ばれる肝臓です。
食事などで吸収された糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素は、すべてエネルギー源となるグルコース(ブドウ糖)に代謝できます。
グルコースがクエン酸回路に取り込まれ、エネルギーとして代謝されることで、疲労が回復します。

マカのビタミンB群でエネルギー代謝を促進

クエン酸回路で三大栄養素の代謝に補酵素として作用するのが、ビタミンB群です。
グレープフルーツもビタミンB群を含有していますが、ごく少量です。
一方マカは、ビタミンB群の含有量が豊富で、主に糖質をエネルギーに代謝するビタミンB1、主に脂質を代謝するビタミンB2、三大栄養素を代謝するナイアシンを含有します。
特にビタミンB2とナイアシンが豊富で、乾燥マカ100gあたり、ビタミンB2は76mg、ナイアシンは35mg含有します。
これは、成人男性が1日に必要な摂取基準のそれぞれ4,872%、233%に相当します。

マカと一緒にグレープフルーツを摂取すると、エネルギーを生産するクエン酸回路が活性化し、マカのビタミンB群がエネルギーの代謝を促進するので、疲労回復が早まります。
また、マカとグレープフルーツを一緒に摂取して運動をすると、クエン酸回路が活性化し、ビタミンB群でエネルギー代謝の効率が上昇するので、ダイエットに効果を発揮します。

生活習慣病の予防

コレステロールと肝臓の働き

肝臓はエネルギーの生産以外にも、解毒作用や各種酵素の生産、胆汁の生産など、様々な役割を担う臓器です。
しかし、加齢やストレスなどで肝機能が衰えると、様々な不具合が生じます。
肝機能が低下すると、エネルギーの生産効率が下がり、体内で消費されなかった三大栄養素は脂肪として肝臓に蓄積します。
肝臓に脂肪が蓄積すると、肝臓で生産される悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの分泌が増大します。

LDLコレステロールが増えると、血液がドロドロになり血流が悪くなるばかりか、LDLコレステロールが血管内に付着して血栓を作ります。
血管内に付着したLDLコレステロールは、体内で発生する活性酸素により過酸化脂質になります。
過酸化脂質になると、自らも活性酸素を放出し、血管内の細胞を傷つけ、これが繊維化して硬くなり、動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化になると、心筋梗塞や脳梗塞、心不全などの重篤な病を発症します。

マカとグレープフルーツでコレステロールを改善

マカに含まれるビタミンB2は、肝臓で脂質をエネルギーに代謝する際に必要な成分です。
ビタミンB2で、脂肪の代謝が促進されると、肝臓でコレステロールの分泌が減少します。
また、グレープフルーツに豊富なビタミンCや、果肉を包む皮の近くにあるポリフェノール類のナリンギン、赤い果肉に豊富なリコピンは抗酸化物質として作用します。
一方、マカに豊富な亜鉛、鉄、銅、マンガンなどのミネラルは、体内で抗酸化物質として作用する酵素のSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)の原料となります。
これらの抗酸化物質は、脂質の過酸化脂質化を防ぎ、血中のコレステロールを減少させる作用があります。

整腸作用

グレープフルーツを皮ごと食べると、食物繊維が摂れます。
グレープフルーツの皮には、ペクチンと呼ばれる多糖類が存在します。
ペクチンは人の腸内細菌では分解できず、腸内の水分を吸い取りゲル化※2して数倍に膨れ上がります。
果物のジャムがゲル化しているのも、このペクチンの作用です。
この結果、便が柔らかくなり、便通が良くなります。
また、ペクチンは、小腸が糖や脂肪を吸収する作用を抑制し、腸内の善玉菌を増やす効果があります。

※2 ゲル化とは液体のように流動性があるものを、半固形にして流動性をなくすこと。

一方、マカも食物繊維を多く含有しています。
また、マカが豊富に含有するグルタミン酸は、小腸で吸収されると小腸の細胞のエネルギー源となり小腸が活性化します。
マカとグレープルーツを摂取すると、小腸が活性化し、便通も善くなるので便秘や下痢などの腸の不具合を改善できます。

肌の健康維持

コラーゲンの生成

肌の保湿成分であるコラーゲンは、主にアミノ酸のグリシン、プロリン、アラニン、アルギニン、アスパラギン酸、ミネラルの鉄で構成されています。
また、コラーゲンの生成にはビタミンCの作用が必要です。
マカは、コラーゲンの生成に必要なアミノ酸と鉄が豊富ですが、ビタミンCが不足しています。
一方、グレープフルーツはビタミンCが豊富なので、マカとグレープフルーツを一緒に摂取すると、コラーゲンの生成が促進されます。

美白効果

紫外線が皮膚に当たると、活性酸素※3を発生させます。
この活性酸素の害から皮膚の内側の組織を守るために、メラノサイトからメラニン色素が発生し、紫外線が肌内部に届かないようにします。
このメラニン色素が、肌のシミの原因となります。
グレープフルーツに豊富なビタミンCは、抗酸化物質なのでメラニン色素の発生を抑え、発生したメラニン色素を還元しシミを消す作用があります。

また、マカの亜鉛は、肌の新陳代謝※4を活性化する作用があります。
肌の新陳代謝が活性化すると、加齢によって衰えた肌のターンオーバーが正常化するので、シミができた素肌の代謝が早まり、シミが早く消え、美白を実現できます。

※3 活性酸素とは電子の数が欠損した物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合しして物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。
※4 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を維持する生理現象のこと。

貧血・骨粗しょう症予防

マカのカルシウム、鉄、亜鉛の役割

貧血は、体内で酸素を運ぶ赤血球の主成分であるヘモグロビンの生産量が不足するために起こります。
ヘモグロビンの材料となるのが、必須ミネラルの鉄です。
骨粗しょう症も、骨を形成するカルシウムが不足することで起こります。
さらに、ヘモグロビンの増殖や骨の形成には、造血幹細胞や造骨幹細胞を活性化する必要があり、その時に使用されるのが亜鉛です。

マカは、これらのミネラルが豊富で、乾燥マカ100gあたり、鉄は25mg、カルシウムは450mg、亜鉛は12mg含有しています。
これは、それぞれ成人男性が1日に必要な摂取基準の69%、333%、120%に相当します。
しかし、これらのミネラルは日本人の食生活では不足しがちな栄養素で、しかも体内への吸収率がとても低い成分です。
摂取した量に対し体内へ吸収できるのは、カルシウムで40%、鉄で5~10%、亜鉛で20~60%に過ぎません。

グレープフルーツのビタミンCとクエン酸がミネラルの吸収率を高める

この鉄や亜鉛の吸収を高めるのが、グレープフルーツに豊富なビタミンCとクエン酸です。
ビタミンCは、胃酸でイオン化※6された鉄の電子を取り、吸収されにくい三価鉄から、二価鉄に変える作用がありまます。
また、ビタミンCはカルシウムも亜鉛も吸収率を上げます。
一方クエン酸は酸性の成分なので、カルシウム、鉄、亜鉛を溶かしてイオン化を促進します。
また、クエン酸は胃腺を刺激して胃酸の分泌も高めるので、体内でのイオン化も促進します。
マカとグレープフルーツを一緒に摂取すると、マカに豊富な鉄と亜鉛の吸収率が上がり、貧血を改善できます。

※6 イオン化とは、分子が持つ電子を欠損、或いは増加させることで、本来水に溶けない物質を水に溶ける状態にすること。

抗ストレス効果

ストレスと脳内ホルモンの関係

グレープフルーツのビタミンCはストレスに対抗するために作られる、脳内ホルモンのアドレナリンの合成に必要不可欠です。
アドレナリンの生成には、その前駆体となる必須アミノ酸のフェニルアラニンや、非必須アミノ酸のチロシンが必要で、マカはこれらのアミノ酸を豊富に含有しています。
アドレナリンを代謝すると、同じ抗ストレスホルモンであるドーパミンやノルアドレナリンが生産されます。

これらの脳内ホルモンは興奮性神経伝達物質と言われ、いわば力でストレスに対抗するために分泌されます。
興奮性神経伝達物質の分泌が続くと、自律神経が常に緊張状態になるので体の調子が崩れ、疲労が蓄積します。
さらに、興奮性神経伝達物質の過剰分泌は感情がコントロールできなくなるばかりか、枯渇するとやる気が失せ、うつ病になります。

マカのグルタミン酸とGABAの抗ストレス効果

これらの興奮性神経伝達物質の分泌を抑制するのが、マカに豊富なグルタミン酸を代謝して生産されるγ-アミノ酪酸のGABA(ギャバ)です。
GABAが分泌されると、人は緊張がほぐれリラックスした状態になり、自律神経の副交感神経を活性化するので、心身ともに休息状態になります。
グレープフルーツの香りの成分である、リモネン、ヌートカトンも自律神経に働きかけ、心身をリラックスさせる作用があります。
マカとグレープフルーツを一緒に摂取すると、ストレスに対抗でき、心身ともに健康を保てます。

まとめ

グレープフルーツはビタミンCとクエン酸、二次代謝産物が豊富な柑橘類です。
一方、マカは必須ミネラルやビタミンB群、アミノ酸が豊富で、お互いに足りない栄養素を補うことで、様々な健康効果を発揮します。
クエン酸やビタミンB群は、エネルギーの生産効率を上げ、疲労回復やダイエットに効果があります。
また、ビタミンCやビタミンB2は、肝臓で生産されるコレステロールの分泌を抑え、マカのミネラルやアミノ酸で抗酸化物質を合成すると、ドロドロの血液が解消できます。
グレープフルーツのビタミンCやクエン酸は、マカのカルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルの吸収率を高め、貧血や骨粗しょう症の予防になります。

さらに、グレープフルーツのビタミンCや、マカのアミノ酸のチロシンやグルタミン酸は、ストレスに対抗する脳内ホルモンの合成に必要なので、ストレス緩和に役立ちます。
グレープフルーツは医薬品の成分に干渉するため、薬を服用している場合は注意が必要ですが、マカは薬ではないのでグレープフルーツと相乗効果を発揮します。
マカとグレープフルーツを一緒に摂取すると、健康で若々しい体が手に入ります。

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