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マカとスッポンで滋養強壮を高める(マカとスッポンのサプリメント)

マカとスッポンのサプリメントの効果は?

滋養強壮に効果があり、出汁の良く出るスタミナ食として、また高級料理の鍋物として親しまれているスッポン。
「歩く漢方」とも呼ばれ、スッポンを粉末やエキスにし、健康食品としても扱われています。
一方、南米ペルー原産のマカも、古代インカの時代は滋養強壮や精力増進に効果のある薬品として愛用されていました。
同じ滋養強壮に効果のあるマカとスッポンを一緒に摂ると、健康向上にさらなる効果があるのでしょうか?
今回は、マカとスッポンのサプリメントを一緒に摂取した際の、相乗効果についてお話します。

スッポンとは

スッポンは、爬虫類のカメ目潜頸亜目スッポン上科スッポン科スッポン属の亀です。
東アジアから東南アジアにかけて広く分布し、日本では本州以南に野生で生息しています。
普通の亀とは異なり、甲羅が角質化しないので柔らかく、防御に適しません。
一方で、発達した水かきや、薄い甲羅は素早く泳ぐのに適しており、また噛み付く力が強いのが特徴です。
他の亀が防御に徹する中、スッポンは素早い動きと攻撃力で大自然の厳しい生存競争に勝ち残った亀です。

日本の食とスッポン

スッポンは縄文時代から食べられていましたが、本格的に食べられるようになったのは弥生時代以降で、主に西日本で食べられていました。
関東で食べられるようになったのは近世以降で、現代でも滋養強壮の高級食材として珍重されています。
現在もスッポンは一般的な食材ではなく、捌くのも難しいため専門の料理店で食べるのが普通です。

スッポンは甲羅の骨、爪、膀胱、胆嚢以外は全て食べられます。
身は水分が多いものの非常に濃厚な出汁が出るため、鍋料理で食べられることが多く、肉は鶏肉に似た食感で、唐揚げにする場合もあります。
また生き血は、日本酒などのアルコールで割って飲む場合もあります。
肉や血から抽出したエキスは、サプリメントして用いられます。
さらに甲羅とその周囲にあるエンペラと呼ばれる柔らかい部分を乾燥し、粉末にして精力剤の漢方薬として使用されます。

スッポンの栄養素

肉は脂肪が少なく、必須アミノ酸が豊富です。
含まれている脂肪も、動物の脂肪としては珍しく不飽和脂肪酸が豊富で、リノール酸も含まれています。
ビタミン類ではビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどが豊富です。
また、各種必須ミネラルが含まれ、特に亜鉛が豊富です また、精力剤として使われるエンペラの部分は、コラーゲンが豊富です。

マカとスッポンのサプリの相乗効果

スッポンは養殖されているとはいえ、一般的な食材ではなく、スッポンそのものを毎日の食材に採り入れることは困難です。
スッポンを摂取するのは、スッポンから抽出したエキスか、粉末を用いたサプリメントを利用するのが専らです。

一方でマカは、南米ペルー原産の標高4,000~5,000mの高地で生産される保存食です。
マカは、大地の栄養素を吸収して育つため、各種必須ミネラルが豊富で、他にもビタミンBや各種アミノ酸が豊富です。
マカも古代インカの時代から、滋養強壮や精力増強に効果のある薬品として用いられてきた歴史があります。
マカとスッポンを一緒に摂取すると、
(1)性機能の改善
(2)貧血改善
(3)疲労回復
(4)肝機能の回復
(5)造骨効果
(6)美肌効果
(7)コレステロールの低下
に、効果を発揮します。

性機能の改善

スッポンのエンペラに豊富なコラーゲンは、非必須アミノ酸のアルギニンが豊富です。
また、マカもアルギニンを豊富に含有しています。
乾燥マカ100g中に、アルギニンを610mgも含有しています。
アルギニンは、性機能の改善にとても効果のある栄養素で、(1)性ホルモンの分泌促進、(2)ED(勃起不全)改善に効果を発揮します。

性ホルモンの分泌促進

アルギニンは、体内で他のアミノ酸と結合してたんぱく質の原料となる以外に、単独でも体の機能に作用する遊離アミノ酸としても活躍します。
アルギニンは脳下垂体を刺激し、脳下垂体前葉から分泌される成長ホルモンの分泌を促す作用があります。
脳下垂体が刺激されると、同じ脳下垂体の支配下にある性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌も活性化します。

性ホルモンは生殖機能を活性化する役割があり、男性は主に精巣で、女性は主に卵巣で分泌されます。
しかし、性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されないと、男女とも生殖器から性ホルモンが分泌されません。
アルギニンが脳下垂体を刺激することで、結果的に性ホルモンの分泌が促進され、男女ともに生殖器の機能が活性化します。

ED改善

EDは、陰茎の海綿体に張り巡らされた毛細血管に血液が十分に流れ込まないために起こる症状です。
肥満などで血液がドロドロの状態になると、毛細血管まで血液が流れ込みません。
男性ホルモンの分泌で性欲が高まると、アルギニンはシトルリンに代謝※1され、この時に一酸化窒素が生産されます。
一酸化窒素は血管を広げる作用があり、陰茎の海綿体の血管を押し広げ血液を流し込みます。
また、血液がドロドロだと血管が広がっても、毛細血管の末端まで血液が流れ込みません。
スッポンは、血液をサラサラにするビタミンEが豊富です。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。

亜鉛で性機能の改善

性ホルモンの分泌は、生殖器にある細胞で行われます。
生殖器は精子や卵子を細胞分裂で増やします。
性ホルモンの分泌や、生殖器内の細胞分裂に必要なのが、別名「セックス・ミネラル」と呼ばれる亜鉛です。
亜鉛は細胞分裂が盛んな器官に多く存在し、生殖器も亜鉛が非常に豊富です。
亜鉛が不足すると、性ホルモンの分泌や、精子や卵子の細胞分裂が低下します。
乾燥マカ100g中に、亜鉛は12mg存在し、これは成人男性が1日に必要な摂取基準の120%に相当します。
亜鉛が豊富なマカとスッポンを摂取すると、生殖器が活性化して性ホルモンの分泌も促進するので、性機能が改善します。

貧血改善

貧血は、体内で酸素を運ぶ赤血球の数が少ないことで起こる症状です。
私たちの血液で酸素を運ぶ役割を果たすのが、赤血球の主成分であるヘモグロビンです。
ヘモグロビンの合成には鉄やたんぱく質の他に、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12が必要です。
マカは鉄が非常に豊富な食品で、乾燥マカ100g中に25mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の333%に相当します。
しかし、マカはヘモグロビンの合成に補酵素として作用するビタミンB6も、葉酸も、ビタミンB12も含有していません。

一方、スッポンも鉄を含有していますが、マカほどは多くありません。
しかし、スッポンはビタミンB6、葉酸、ビタミンB12を全て含有しています。
マカとスッポンを一緒に摂取すると、ヘモグロビンの合成に必要な栄養素が全て揃うので、貧血を改善できます。

疲労回復

マカもスッポンも、疲労回復にとても効果のある食品です。
それは、マカもスッポンも、エネルギーの代謝で重要な役割を果たすビタミンB群が非常に豊富なためです。
スッポンはビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12を含有します。
一方、マカはビタミンB1、B2、ナイアシンを含有します。
特にスッポンは、主に糖質をエネルギーに代謝するビタミンB1が豊富です。
マカは主に脂質をエネルギーに代謝するビタミンB2、三大栄養素の糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに代謝するナイアシンが豊富です。

これらのビタミンB群は、体内でエネルギーを生産する肝臓で補酵素として作用します。
肝臓でビタミンB群が不足すると、エネルギーの生産が十分にできないため疲労が蓄積します。
マカやスッポンでビタミンB群を補うと、肝臓でのエネルギー生産が活性化し、疲労が回復します。

肝機能の回復

アンモニアと肝臓

肝臓の機能は、加齢とともに低下します。
肝臓はエネルギーの生産以外に、解毒の役割があります。
食事や新陳代謝※2などでたんぱく質が体内で分解されると、最も小さな窒素化合物である有害なアンモニアが発生します。
アンモニアは、神経細胞を麻痺させ、細胞内でエネルギーを生産するミトコンドリアの活動を阻害します。

体内で発生したアンモニアは血液で肝臓に集められ、肝臓にある尿素回路で無害な尿素に代謝され、尿と共に排泄されます。
しかし、ストレスや加齢が原因で肝機能が低下すると、アンモニアの処理が間に合わず、アンモニアの毒で肝臓の機能がさらに低下します。
肝臓の機能が低下すると、エネルギーの生産も低下するので、疲労が蓄積します。

※2 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に置き換えることで組織の機能を維持する生理現象のこと。

アルギニンとアスパラギン酸

スッポンのコラーゲンは、非必須アミノ酸のアルギニンとアスパラギン酸が豊富です。
また、マカもアルギニンとアスパラギン酸を豊富に含有しています。
アルギニンとアスパラギン酸は、アンモニアを尿素回路で代謝する際に必要不可欠な栄養素です。
アルギニンとアスパラギン酸を摂取すると、尿素回路が活性化し、アンモニアの処理が早まります。
その結果、肝臓の他の機能も改善し、エネルギーの生産能力も回復するので、疲労の回復が早まります。

造骨効果

カルシウムは、日本人の食生活で不足しがちな栄養素です。
カルシウムは非常に吸収率が悪く、食事で摂取したカルシウムの40%程度しか体内に吸収されません。
マカは、カルシウムが豊富な食品で、乾燥マカ100g中に450mg含有しています。
これは、成人男子が1日に必要な摂取基準の69%に相当します。
このカルシウムの吸収率を高めるのが、スッポンに豊富なビタミンDです。
ビタミンDは、皮膚が紫外線を浴びることで体内でも生産が可能ですが、それでは不十分なのでビタミンDが豊富な食品と一緒にカルシウムを摂ることが効果的です。

また、骨の形成にはカルシウムの他に、リン、マグネシウム、亜鉛、などの必須ミネラルの他に、骨に柔軟性を与えるコラーゲンが必要です。
マカは、これらのミネラルが豊富な上、コラーゲンの原料となるアルギニン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、プロリンなどの非必須アミノ酸も豊富です。
スッポンの粉末も、骨を粉末にしているので造骨に必要なミネラルが揃い、尚且つコラーゲンも豊富です。
マカとスッポンは、丈夫な骨を作るとても相性が良い組み合わせです。

美肌効果

スッポンを食べた翌日は、肌のプルプル感を実感する方が多いと思います。
肌に潤いを与えるコラーゲンの合成には、アミノ酸同士をつなぐ非必須アミノ酸のグリシンを中心に、アラニン、プロリン、アルギニン、アスパラギン酸などの各種アミノ酸が必要です。
スッポンのエンペラは、コラーゲンでできているので、体内でコラーゲンを再合成する際に必要な栄養素が全て揃っています。
また、マカもコラーゲンを構成するアミノ酸が豊富です。
このコラーゲンの合成には、やはりマカとスッポンに豊富な亜鉛が深く関与しています。
マカとスッポンを摂取すると、肌の保湿成分のコラーゲンの生産量が増加するので、美肌を実現できます。

コレステロールの低下

スッポンは動物でありながら、青魚に豊富なDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などの、不飽和脂肪酸が豊富です。
不飽和脂肪酸は、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールや、中性脂肪を低下させる効果があります。
また、スッポンのビタミンEは、脂溶性の抗酸化物質で、肝臓の脂肪やLDLコレステロールが酸化して過酸化脂質になることを防止します。
脂質が過酸脂質になると、分解が難しくなるばかりではなく、自ら活性酸素※3を発生するようになり、周囲の細胞を傷つけて繊維化させ、動脈硬化を引き起こします。

※3 活性酸素は、電子が欠損した物質として不安定な酸素のこと。
他の物質と結合することで物質として安定化を図ります。
そのため、化学反応が一般の酸素に比べ早い性質があります。

一方、マカに豊富なビタミンB2は、主に脂質の代謝に補酵素として作用するビタミンです。
LDLコレステロールは、肝臓に脂肪が蓄積すると、分泌量が増えます。
ビタミンB2で脂質をエネルギーに代謝すると、肝臓に蓄積する脂肪も減少するので、LDLコレステロールの分泌も減少します。

まとめ

スッポンは、低脂肪で良質なアミノ酸が豊富な動物性の食品で、各種ビタミンや、亜鉛をはじめとしたミネラルが豊富で、甲羅はコラーゲンが豊富です。
また、動物でありながら、青魚に豊富なDHA、EPAなどの、不飽和脂肪酸を多く含有します。
スッポンを毎日摂るには、粉末やエキスに加工したサプリメントが一般的です。
スッポンのサプリメントとマカを一緒に摂ると、マカに豊富なビタミンB群、アミノ酸、必須ミネラルとの相乗効果が高まります。
その結果、性機能が改善され、肝機能が改善するため疲労回復も早くなります。
また、造血作用や造骨効果が高まり、美肌効果やコレステロールの低下も実現します。
マカとスッポンのサプリメントは、お互い不足しがちな栄養素を補い、健康に相乗効果を発揮するとても良い関係です。

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