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マカと大豆イソフラボンで更年期障害を軽減(マカとイソフラボンの関係性)

大豆イソフラボンとマカの関係は?

美容や更年期障害の緩和に効果があると言われる大豆イソフラボン。
大豆というとヘルシーなイメージがあるため、女性の間で人気の栄養素です。
ところで、大豆イソフラボンがどうして女性の健康維持に効果があるのかご存知ですか?
同じく、女性の健康維持に効果のあるマカを一緒に摂取すると、大豆イソフラボンの効果を高めることができます。
今回は、マカと大豆イソフラボンの関係についてお話します。

大豆イソフラボンと更年期障害の関係

大豆イソフラボンとは

イソフラボンとは、植物特有の二次代謝産物※1であるポリフェノール類に属するフラボノイドの一種です。
豆科のほとんどの植物に、多量のイソフラボンが存在していいます。
私たちが普段健康食品で摂取しているのは、大豆由来の「大豆イソフラボン」のことを言います。
大豆の場合、主に大豆胚芽に多く含まれ、全体の量の0.2~0.3%がイソフラボンです。
もちろん、大豆加工食品にもイソフラボンが含有され、豆腐半丁150gで約30mg、納豆1パック50gで約36mgのイソフラボンが含有されています。
ポリフェノール類は抗酸化作用があるので、イソフラボンも活性酸素※2を除去する抗酸化物質として作用します。

※1 二次代謝産物とは植物特有の成分で、生体の維持には必要ないが、継続して摂取することで体に何かしらの効果をもたらす物質のこと。
※2 活性酸素とは、電子が欠損した、物質として不安定な酸素のこと。
他の物質と結合し物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質がある。
体内で過剰になると健康な細胞を酸化(老化)させて機能を低下させてしまう。

大豆イソフラボンは植物エストロゲン

大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た分子構造を持つエストロゲン様物質です。
そのため、大豆イソフラボンが細胞にあるエストロゲンの受容体に結合すると、エストロゲンと結合した時と同じ反応が起こります。
このように、エストロゲンと同じ効果のある物質を、植物エストロゲンと呼びます。

エストロゲンとは

エストロゲンは、別名を卵胞ホルモンといい、女性の場合は卵巣で生産されるホルモンです。
エストロゲンは、排卵前に子宮の環境を整える役割のあるホルモンです。
妊娠すると、子宮内膜を増殖し、胎児を育成する環境を整えます。
また乳腺に働きかけ、乳房を発達させるとともに、髪や肌にツヤを与え女性らしい体つきにします。
さらに女性の場合は、自律神経を安定させたり、脳の働きを活発にし、骨密度を高める作用があったりします。

更年期障害の原因はエストロゲンの減少

女性は、閉経を迎えると急激にエストロゲンの分泌が減少します。
エストロゲンは卵巣で生産されますが、加齢とともに卵巣内にある卵子の細胞が減っていくと、それと共にエストロゲンの生産も減ります。
また、卵子の細胞が消失すると、エストロゲンの生産も止まります。
このエストロゲンの急激な減少により、体に変調をきたす症状を更年期障害といいます。

更年期障害の症状

エストロゲンの分泌が減ると、髪や肌の艶が失せ、腰や腹回りに脂肪がつきやすくなり、女性らしい体の線が崩れます。
また、エストロゲンは骨の新陳代謝でカルシウムの分解を抑える効果があるので、分泌が減少すると骨の製造より分解の方が多くなり、骨粗しょう症のリスクが高まります。

エストロゲンの分泌は、脳の視床下部から分泌される卵胞刺激ホルモンによって促進されます。
しかし、卵巣でエストロゲンが生産されなくなると、視床下部から命令が出ているにもかかわらず、エストロゲンが分泌されないため、視床下部が混乱をきたします。
視床下部は自律神経の調整も司っているので、連動して自律神経も乱れてしまいます。
自律神経は、呼吸や血圧、発汗、消化、代謝など、自分の意思ではコントロールできない生理機能の調整を行う器官です。
その結果、動悸や発汗、頭痛、肩こり、冷え性、不眠症などを引き起こします。
また、これらが原因でストレスとなり、感情の起伏が激しくなったり、うつや物忘れがひどくなったりします。

マカと大豆イソフラボンの関係

マカは、男女ともに性機能を高める効果があることで知られています。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンの代用として機能しますが、マカを摂取すると大豆イソフラボンとどのような連携をし、効果を発揮するのでしょうか。
マカと大豆イソフラボンの効果について、詳しく見ていきましょう。

更年期障害の緩和

マカにも大豆イソフラボンと同様に、二次代謝産物としてフィトエストロゲンと呼ばれる植物エストロゲンが含まれています。
更年期になるとエストロゲンの分泌が減り、最終的には分泌が止まってしまいます。
大豆のイソフラボンや、マカのフィトエストロゲンで減ってしまったエストロゲンを補うことで、更年期障害の症状を緩和できます。

骨粗しょう症予防

骨粗しょう症は、エストロゲンの分泌が減少すると発生します。
大豆イソフラボンは、エストロゲン様物質なので、分泌が減少したエストロゲンの代用となり、骨の新陳代謝※3でカルシウムの分解を抑える効果があります。
マカの場合、ラットを使った実験では、エストロゲンの分泌ができないように卵巣を摘出したラットにマカを与え続け骨密度を測定したところ、骨密度の低下の抑制を確認した研究結果があります。
さらに、マカはカルシウムが豊富な食品です。
乾燥マカ100g中には、カルシウムが450mg存在し、これは成人が1日に必要な摂取基準の69%に相当します。
マカと大豆イソフラボンを一緒に摂取すると、更年期障害による骨粗しょう症のリスクを軽減できます。

※3 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、体の機能を保つ生理現象のこと。

自律神経の正常化

自律神経は、覚醒時に働く交感神経と、安静時に作用する副交感神経に分かれます。
自律神経の乱れとは、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないことで生じます。
エストロゲンが減ると、自律神経が乱れます。
大豆イソフラボンは、視床下部から分泌される卵胞刺激ホルモンの指令を受けて分泌されるエストロゲンの代用となることで、視床下部の支配下にある自律神経の乱れを防止します。

マカの豊富なカルシウムやマグネシウムは、交感神経や副交感神経の作用で、神経伝達物質として使われます。
特にマグネシウムは、交感神経の興奮状態を抑える効果があるので、副交感神経の切り替えがスムーズになります。
マカはマグネシウムも豊富で、乾燥マカ100g中に104mg含有しています。
また、マカに豊富な亜鉛は、ホルモンや神経伝達物質を作る際に必要なミネラルです。
乾燥マカ100gには、亜鉛が12mg存在し、これは成人女性が1日に必要な摂取基準の150%に相当します。
自律神経が正常に機能するようになれば、更年期生姜に見られる動悸や発汗、冷え性、肩こり、頭痛などの諸症状を緩和できます。

肌艶の改善

大豆イソフラボンはエストロゲンの代用となり、女性らしい肌の艶を保つ効果があります。
また、イソフラボンは抗酸化物質として作用するので、紫外線によるシミやシワなど皮膚の老化を抑える効果があります。
マカには、肌の保湿成分であるコラーゲンの構成物質として主要な成分のグリシン、プロリン、アラニンなどの非必須アミノ酸が豊富です。
また、マカに豊富なアルギニンや、アスパラギン酸は、コラーゲンにハリを与える構成物質となります。
さらに、皮膚のたんぱく質の合成や細胞分裂を活性化し、肌のターンオーバー※4を正常化する必須ミネラルの亜鉛が豊富です。
エストロゲンの分泌が減っても、大豆イソフラボンやマカのフィトエストロゲンを摂取すると、エストロゲンの分泌減少に伴う肌艶の低下を抑えられます。

※4 ターンオーバーとは、肌の新陳代謝の周期のこと

精神の安定化

エストロゲンが減少すると、ストレスが溜まりやすくなり、精神が不安定になります。
脳内で精神を安定させるホルモンが、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンです。
セロトニンが脳内に分泌されると、脳の興奮状態が治まり、落ち着いた心地になります。
セロトニンは、さらに睡眠を誘うメラトニンの材料になり、セロトニンが十分に分泌されないと不眠症になります。
セロトニンの生産には必須アミノ酸のトリプトファンとビタミンB6が必要ですが、マカには含有していません。
一方、大豆イソフラボンを含有する大豆や、豆類は、セロトニンの合成に必要なトリプトファンとビタミンB6が豊富です。

しかし、体内でたんぱく質の合成や、エネルギーの生産を行うビタミンB群のナイアシンが不足すると、トリプトファンからナイアシンを優先的に生産するため、セロトニンが生産されなくなります。
マカは、このナイアシンが豊富で、乾燥マカ100gあたり35mg含有し、これは1日に必要な摂取基準の233%に相当します。
マカと、イソフラボンが豊富な大豆を一緒に摂取すると、セロトニンの生産力が高まり、精神が安定します。

大豆イソフラボンのリスク

大豆イソフラボンの過剰摂取は禁物

エストロゲンは少ないと、生理不順や骨粗しょう症、男性の場合は前立腺がんなどのリスクが高まります。
しかし、エストロゲンを無制限に増やせば、全て問題が解決するわけでもありません。
エストロゲンの分泌が多すぎると、乳がんや子宮がんのリスクが高まることが指摘されています。
また、大豆イソフラボンを過剰に摂取し続けると、DNAの構造を正常に保つトポイソメラーゼⅡという酵素の働きを阻害します。
その結果、白血病と関連が深いMLL遺伝子の配列に異常が生じ、白血病のリスクが高まる可能性も指摘されています。

大豆イソフラボンの摂取基準

内閣府の機関である食品安全委員会が2006年に定めた「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」では、大豆イソフラボンの摂取目安の上限を75mgとしています。
平成14年の国民栄養調査では、私たち日本人は大豆製品や味噌、しょう油などから、毎日16~22mgの大豆イソフラボンを摂取しています。
この数値は、昭和50年からの14年までの調査でほとんど変化が無いため、平成18年の時点でも同じような数値であるとみなされています。
この数値から、特定保健用食品、いわゆるサプリメントとしての摂取目安の上限を30mgに定めています。
大豆イソフラボンで減少したエストロゲンの代用をするとともに、マカの栄養素でエストロゲンの影響下にある機能を改善することで、大豆イソフラボンの過剰摂取のリスクを抑えられます。

まとめ

大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似た植物エストロゲンで、更年期やストレスなどで分泌が減少したエストロゲンの作用を補う効果があります。
エストロゲンが減少すると、生理不順や更年期障害が起こり、骨粗しょう症や自律神経が乱れ、体に様々な変調をきたします。
マカもフィトエストロゲンを含有しているので、減少したエストロゲンの分泌を補う効果があり、大豆イソフラボンと共にエストロゲンの代用として、更年期障害の様々な症状を緩和できます。
また、更年期障害で最も怖い骨粗しょう症や、肌艶の低下、自律神経の乱れ、ストレスも、マカの豊富なアミノ酸やビタミン、必須ミネラルで緩和できます。

大豆イソフラボンは効果が高い反面、過剰摂取は乳がんや子宮がんの危険もあります。
マカの栄養素でエストロゲンの影響下にある機能を活性化することで、大豆イソフラボンの過剰摂取が抑制できます。
マカと大豆の植物エストロゲンを上手に活用し、女性らしい美しさを健康維持にお役立てください。

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