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マカルートって何?

マカルートとはどんなもの?

滋養強壮や精力増進に効果があることで、最近サプリメントなどで目にすることが多くなったマカ。
ドラッグストアや、健康食品を取り扱うショップでは「マカルート」と呼ばれる商品も目にするようになりました。
ところで、この「マカルート」とは、どのような商品なのでしょうか?
今回は、「マカルート」についてお話します。

マカルートとは

マカは南米ペルー原産のアブラナ科の植物で、食用とするのはカブのような形をした根茎の部分です。
マカは標高が高く、栽培する作物の種類が少ないペルーで、古代から保存食や薬として用いられてきた植物です。
日本には1990年に大阪で開催された『国際花と緑の博覧会』で紹介され、その後ペルー大統領となり同国の経済を立て直したアルベルト・フジモリ氏によって積極的に海外市場に売り出されました。
現在、マカはペルーの外貨獲得手段の重要な農産物の一つとして、ペルー政府の政策により、根茎の状態のままで海外に持ち出すことを禁止しています。
そのため、マカを国外に輸出する場合は、乾燥させたマカの根を粉末に加工する必要があります。
日本をはじめ、欧米でもマカを購入する場合、このマカを乾燥させた粉末を用いることになります。

マカルートとは、マカの根茎の部分を粉末にしたもので、「ルート」とは英語で「根」を意味する言葉です。
特に健康大国のアメリカでは、マカはこの「マカルート」という商品名で流通し、健康志向の人々に愛用されています。
つまり、私たちが「マカ」と呼んでいるものがアメリカでは「マカルート」と呼ばれていて、どちらも同じものを指す名前です。

マカの根茎の成長

マカは、アンデス高原の標高4,000~5,000mのごく限られた高地で生産される農作物です。
紫外線が強く、しかも痩せた土地で育つマカは生育が遅く、約1年もの歳月をかけて育ちます。
その間に、大地のミネラルを根こそぎ吸収し、紫外線の害から身を守るために多くの二次代謝産物※1を体内に生産します。
そのため、一度マカを栽培すると、数年はその土地でマカが生産できなくなると言われています。

※1 二次代謝産物とは植物特有の成分で、生体の維持には必要ないが、継続して摂取すると体に何かしらの効果をもたらす栄養素のこと。

マカの根茎は3種類ある

1970年の調査では、マカは100種類ほどの品種が知られています。
マカは根茎の色によって、白系の根茎を白マカ、ピンクから赤系の根茎を赤マカ、濃紫から黒系の根茎を黒マカに大別されます。
マカは、根茎の色で効果が異なります。
白マカは汎用品で、市場の流通量の30~40%を占め、現地では普通の食料品として食べられる以外に、健康食品としても一般的なマカの効能が得られます。
赤マカは市場の流通量の20~30%程度で、白マカとは異なり抗酸化物質のポリフェノール類を含有します。
また、ホルモンバランスを整える作用があり、更年期障害や前立腺肥大を抑制する効果があります。
黒マカは非常に希少な品種で、市場の流通量の5~10%程度しかなく、「幻のマカ」などと呼ばれます。
黒マカは強力な抗酸化物質のアントシアニンを含有し、赤マカとは反対に性ホルモンの分泌を促進して性機能を高め、疲労回復に非常に大きな効果を発揮します。
しかし、一般に販売されているマカルートには、どのマカが使用されているかは明記されていません。
海外で販売されているマカルートの中には、赤マカ、黒マカのみを使用している商品もあるので、色別のマカの効果をダイレクトに享受したい場合は検討しても良いでしょう。

マカルートの栄養素

マカルートは、マカの根茎をそのまま乾燥させ粉末にした健康食品です。
マカの根茎はジャガイモと同様に、炭水化物であるデンプンを多く含有します。
それ以外の栄養素として、ビタミンではビタミンB群のビタミンB1、B2、ナイアシンとビタミンCを含有し、特に脂肪燃焼に効果のあるビタミンB2が群を抜いて豊富です。
また、アミノ酸では体のたんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち、15種類を非常に高い水準で含有しています。
必須ミネラルでは、特に日本人が不足しがちなカルシウム、亜鉛、鉄を多く含有し、それ以外にもマグネシウムやカリウム、銅、リン、マンガン、セレンを多く含みます。
さらに、アブラナ科特有の二次代謝産物として、全体の1%程度のグルコシノレートを含有します。
それ以外にも、不飽和脂肪酸のリノール酸、パルミチン酸、オレイン酸、そしてマカ特有のマカイン、マカマイドなどを含有します。

マカルートの摂取法

マカルートの主成分はデンプンなので甘味がありますが、独特の苦味と香りがあるため、初めての方はこれを苦手としてしまう方もいます。
この苦味と香りは、マカの有効成分のグルコシノレートの作用です。
マカの主成分のデンプンは糖質なので、ヨーグルトや各種ジュース、お茶などの液体に溶かして摂取できます。
また、マカの栄養素は熱に強い栄養素が豊富なので、カレーやスープなどに混ぜ合わせると食材の栄養を高められます。

マカルートの効果

マカは継続して摂取すると、健康効果を発揮します。
マカを摂取すると、豊富なビタミンB群でエネルギーの生産力が向上し、アミノ酸のアルギニンやアスパラギン酸の効果で疲労回復が早まります。
また、ビタミンB群の作用でエネルギー効率が向上すると、肥満が解消され、動脈硬化や糖尿病など現代病のリスクが低下します。
マカに豊富な亜鉛やアルギニンは性機能を改善し、ホルモンバランスを正常にする効果があります。女性ホルモンの代用となるフィトエストロゲンも含有するので、更年期障害も改善できます。
また、ホルモンバランスの正常化は自律神経の乱れも改善し、不眠やストレスなども解消できます。
さらにマカに豊富なグルコシノレートは、体内に蓄積しやすい重金属を体外に排泄するデトックス効果もあるので、体を健康に保てます。

マカルートの安全性

マカルートは、100%天然の植物から生産された健康食品です。
添加物などを意図的に加えていない限り、副作用の心配はほとんどありません。
しかし、アブラナ科のブロッコリーやキャベツにはアレルギーとなる抗原があることが知られており、同じアブラナ科の植物であるマカにアレルギー反応を示す人も希に存在することが知られています。
マカを摂取してアレルギー反応が出た場合には、摂取をやめてください。

まとめ

マカルートは、マカの根茎部を乾燥させ、粉末に加工した健康食品です。
私たちは「マカ」と呼ぶのが一般的ですが、アメリカでは「マカルート」の呼び方が一般的で、どちらも同じものを指す名前です。
マカルートの主成分はデンプンなので、液体に溶かしたり、他の食材に混ぜたりして摂取できます。
マカはエネルギー燃焼効果のあるビタミンB群や、体の機能を整える各種アミノ酸や必須ミネラル、グルコシノレートなどの二次代謝産物を豊富に含有します。
マカルートを摂取すると、疲労回復や成人病の予防、性機能の向上、ホルモンバランスの改善、更年期障害の緩和、デトックス効果など様々な健康効果を発揮します。
マカルートは、天然のマカをそのまま加工したものなので副作用はほとんどありませんが、アブラナ科の植物にアレルギーがある人は、アレルギー反応が出る場合もあります。
マカルートは、毎日摂取することで効果を発揮します。
手軽に使えるマカルートでマカの栄養素を摂取し、健康的な体を手に入れてください。

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