※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

マカの安全性は?

マカの安全性は?

滋養強壮や精力増進、疲労回復など様々な効果のある健康食品のマカ。
原産国の南米ペルーでは、長期保存が可能な食料品として、普段の家庭料理でも使用される食品です。
そのため、他の食品に比べ副作用が殆どなく、安全性の高い食品としてペルーのみならず、欧米でも親しまれています。
しかし、いくら安全性が高いとは言え、摂取を控えた方がいい方もいることは確かです。
今回は、マカの摂取を控えた方がいい場合についてお話します。

マカの成分

南米ペルー原産のマカはアブラナ科の植物で、食料の栽培が難しいアンデス高原で現地の人々の数少ない食料品として長い間栽培されてきました。
マカの食用部分は根茎部で、じゃがいもなどと同様に主成分はデンプンですが、他にも豊富なビタミンB群、各種アミノ酸、必須ミネラルを高い水準で含有します。
マカは非常に栄養豊富な食品で、エネルギーとなる主成分の糖質をはじめ、疲労回復に効果のあるビタミンB群、各種アミノ酸、体の機能維持に必要な必須ミネラルが豊富です。
また、全成分の1%がアブラナ科特有の二次代謝産物であるグルコシノレートと呼ばれる成分で、高いデトックス効果があります。

マカの摂取を控えた方が良い症状

マカは、体の機能を維持するために必要不可欠な栄養素が豊富です。
しかし、体の症状や体質によっては、一部の栄養素がその症状を悪化させる場合があります。
どのような場合にマカの摂取を控えたほうが良いのか、詳しくお話します。

肝炎を発症している場合

肝炎は何かしらの原因で、肝臓に炎症を起こしている症状です。

肝臓はエネルギーの生産や各種たんぱく質や酵素の合成など、様々な役割があります。
その中には、体内に発生するアンモニアや、食物などで摂取してしまった毒物の解毒という役割があります。
毒物は血流を通じて肝臓に運ばれ解毒が行われますが、毒物の毒素によって肝臓の細胞が死んでしまいます。
その死んでしまう細胞を補うために、肝臓は他の臓器に比べ細胞分裂が活発で、仮に肝臓の2/3を喪失しても再生するほど自己修復能力が高い器官です。
しかし、その再生能力の高さ故に肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、肝臓で病気が進行しても自覚症状がほとんど現れません。

肝臓は、酸素を運ぶ赤血球の主成分であるヘモグロビンの材料となる鉄を貯蔵する器官でもあります。
鉄は酸素と結合しやすく、酸化した鉄は活性酸素を放出し、周囲の細胞を傷つけ、さらに炎症が悪化してしまいます。
マカは必須ミネラルの鉄が非常に豊富で、乾燥マカ100gあたり25mgも存在し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の333%に相当します。
肝炎の患者は鉄の摂取制限が設けられているので、マカを摂取すると摂取制限の上限を超えてしまう場合があります。

アブラナ科の植物にアレルギーがある場合

マカを初めて摂取する人の中には、体質に合わず胃痛や下痢を起こしてしまう方もいます。
東洋医学ではこれを「好転反応」として、体が快方に向かう一過性の反応とみなす場合もあります。

しかし、場合によってはアレルギー反応の可能性もあります。
アレルギーは、アレルゲンと呼ばれる本来人体に無害な特定のたんぱく質に、体の免疫系が過剰に反応してしまうために起こる症状です。
アレルギーは、体がアレルギー物質の許容量を超えると突然発生します。
アレルゲンを免疫系がキャッチすると、アレルギー症状を引き起こす原因物質のヒスタミンが放出され、嘔吐、腹痛、下痢、蕁麻疹、炎症、かゆみ、鼻水、血圧の降下など様々な症状を起こします。
一度特定のアレルゲンにアレルギー反応が起こると、自然治癒が難しくなります。

マカはアブラナ科の植物です。
実は、アブラナ科の植物に含まれるアレルゲンに反応してしまう人も希に存在します。
特に、わさびやからし、菜種油にアレルギー反応を起こす人が多く、これらの食品もアブラナ科の植物から生産されます。
また、アレルギーの人は、同属のアレルゲンに反応しやすくなります。
例えば、スギ花粉症の人は、ヒノキの花粉にもアレルギー反応を示すようになります。
そのため、アブラナ科の植物にアレルギー反応がある人は、マカの摂取は控えた方が賢明です。

不妊治療を受けている場合

不妊治療を受けている方の中には、医師からホルモン剤の処方を受けている方もいるかと思います。
ホルモン剤の種類は様々で、ホルモンの分泌を促すものや、それ自体がホルモンの代用となるものなどがあります。
マカには、女性ホルモンのエストロゲンと似た分子構造を持つフィトエストロゲンを含有しています。
また、マカの非必須アミノ酸のアルギニンは、脳下垂体を刺激して性ホルモンの分泌を促す作用があります。
女性の妊娠は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの微妙なバランスの上に成り立っています。
マカを摂取すると、フィトエストロゲンやアルギニンの作用で、医師が狙っている以上の性ホルモンが分泌されてしまう可能性があります。

まとめ

マカは南米ペルーで普段家庭料理でも用いられているほど、安全性の高い食品です。
しかし、中に含まれている成分により、マカの摂取を控えた方がいい場合があります。
肝炎を患っている方は、マカの豊富な鉄が炎症を悪化させる場合があります。
また、アブラナ科の食品にアレルギー反応がある場合は、同じアブラナ科の植物であるマカにアレルギー反応が起こる場合があります。
他にも、マカは性ホルモンの分泌を促進し、さらに女性ホルモンのエストロゲンの代用になるフィトエストロゲンも含有しているので、不妊治療をしている方はホルモンバランスを崩す場合があります。
どんな食品でも、自分の体に合う、合わないはあります。
マカは非常に健康効果が高い食品なので、まずは少量を試して自分の体調の様子をみながら、徐々に自分の目的に合わせて摂取量を調整した方が良いでしょう。

おすすめ製品一覧Hot items