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マカの摂取 と子宮筋腫の関係

子宮筋腫だとマカの摂取が禁止なのはなぜ?

男女ともにホルモンバランスを整え、性機能を改善する効果があることで人気のマカ。
しかし、ネットなどで検索すると、子宮筋腫がある場合はマカの摂取は止めた方が良いという情報が散在します。
ホルモンバランスを整えるはずのマカが、なぜ子宮筋腫の場合は摂取がダメなのでしょうか?
今回は、マカと子宮筋腫の関係についてお話します。

子宮筋腫とは

子宮筋腫は細胞の異常増殖

子宮筋腫は、子宮にできてしまう良性の腫瘍です。
細胞分裂は通常、体の生理機能で制御されています。
しかし、腫瘍は一部の組織で細胞分裂の制御が効かなくなり、異常増殖することで発生します。
子宮筋腫は子宮の内側にできる粘膜下筋腫、子宮の筋肉の中にできる筋層内筋腫、子宮の外側にできる漿膜下筋腫に大別されます。
通常、良性の腫瘍は生命の危機はありません。
しかし、子宮筋腫は妊娠前にできてしまうと不妊や流産、早産の原因になります。
子宮筋腫は女性ホルモンの影響で大きくなり、放置すると細胞分裂が止まらないため10kgを超えてしまうほど大きくなることもあります。
逆に、閉経を迎えると女性ホルモンの分泌が無くなるので、子宮筋腫も小さくなります。

子宮筋腫はエストロゲンが関係する

子宮筋腫は、女性ホルモンのエストロゲンが関係しています。
エストロゲンは、女性の場合は卵巣や子宮で細胞分裂を促進する作用があります。
エストロゲンは卵巣で生産され、卵胞を成熟させたり、子宮内膜を厚くしたりする作用がありますが、子宮筋腫ができてしまうとその腫瘍の細胞分裂も促進してしまいます。

子宮筋腫の腫瘍は悪性のがん細胞とは異なり、各細胞は子宮の正常な細胞と大きな違いはありません。
子宮の各細胞にはエストロゲンをキャッチするエストロゲン受容体があり、その受容体にエストロゲンが結合すると細胞分裂を始めます。
子宮筋腫の腫瘍にもエストロゲン受容体があり、エストロゲンに反応すると細胞分裂が活性化します。
閉経後に子宮筋腫が小さくなるのは、子宮筋腫の腫瘍の細胞分裂を活性化するエストロゲンが分泌されなくなるためです。

マカはエストロゲンを増やす

性ホルモンの分泌の仕組み

マカは、男女ともに性機能を改善する作用があります。
性機能の低下は、主に性ホルモンの分泌が減少するために起こります。
性ホルモンの分泌は、脳にある視床下部の命令で促進されます。
脳下垂体から性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されると脳下垂体が刺激され、脳下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌されます。
その性腺刺激ホルモンが血液を伝わり、卵巣や精巣に届くと、卵巣や精巣から性ホルモンが分泌されます。
視床下部は性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌以外に、自律神経の調整も行っています。
加齢やストレス、あるいは生活習慣の乱れなどで自律神経が乱れると、性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌も乱れ減少してしまいます。

マカのアルギニンはエストロゲンの分泌を促進する

マカに豊富な非必須アミノ酸のアルギニンは、脳下垂体を刺激し成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。
脳下垂体と視床下部は連動しているため、アルギニンで脳下垂体が刺激されると、視床下部も刺激され性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌も促進します。
その結果、減少していた性腺刺激ホルモンの分泌が増え、卵巣で生産されるエストロゲンが増えます。

そのため、エストロゲンの分泌不足による更年期障害や、不妊対策にはマカは最適な食品です。
しかし、子宮筋腫がある場合は、増加したエストロゲンの影響で腫瘍の細胞分裂を促進してしまい、腫瘍を大きくしてしまいます。

マカは細胞分裂を促進する

また、マカは植物エストロゲンと呼ばれるエストロゲンと分子構造が似たフィトエストロゲンを含有しています。
フィトエストロゲンは細胞にあるエストロゲン受容体と結合し、エストロゲンが結合した時と同じ反応を起こします。
フィトエストロゲンが子宮筋腫の腫瘍の細胞にあるエストロゲン受容体と結合すると、エストロゲンが結合した時と同様に腫瘍の細胞分裂が促進し、大きくなってしまいます。

まとめ

子宮筋腫は、子宮内の細胞が生体の制御が効かず異常増殖するために発生します。
子宮内の細胞分裂は、女性ホルモンのエストロゲンの作用で行われます。
マカに豊富なアミノ酸のアルギニンはエストロゲンの分泌を促進し、フィトエストロゲンはエストロゲンの代用として作用するため、子宮筋腫を大きくしてしまいます。
マカは性機能改善以外にも、疲労回復や滋養強壮に効果のある様々な栄養が豊富です。
しかし、子宮筋腫がある場合は、症状を悪化させてしまう可能性があるので摂取は避けた方が良いでしょう。

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