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マカとカフェインの関係

マカとカフェインの関係は?

滋養強壮や精力増進に効果のあるマカは、粉末やサプリメントなどに加工され販売されています。
マカのサプリメントの中には、カフェインが含有されているものがあります。
マカのサプリメントにカフェインを含有すると、どのような目的があってのことなのでしょうか?
今回は、マカとカフェインの関係についてお話します。

カフェインの効果

カフェインはコーヒー豆や茶葉、カカオなどに含まれる二次代謝産物※1です。
アデノシンはエネルギーを消費した際に生産される物質で、神経細胞にあるアデノシン受容体と結合して神経を鎮静化し、人に休息をとるように入眠を促す作用があります。
カフェインは、アデノシンと競合して、神経を鎮静させる神経細胞のアデノシン受容体と結合し、神経を興奮状態のままにさせる覚醒作用があります。
その結果、カフェインを摂取すると眠気が覚め、呼吸量が増え、脂肪燃焼効果も高まります。
また、カフェインは末梢血管を拡張する一方で、脳の血管は収縮させる作用があるため、鎮痛作用もあります。

※1 二次代謝産物とは植物特有の成分で、生体の維持には必要ないが、継続して摂取すると体に何かしらの効果がある物質のこと。

カフェインは即効性があり、30分後ぐらいには効果が出始めます。
しかし、これらの効果はカフェインがアデノシン受容体と結びついている間だけで、5時間程度でカフェインは尿酸に代謝※2され、尿と共に排泄されます。
そのため、カフェインは利尿作用もあります。

※2 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、性質の異なる物質に変えること。

マカとカフェインの効果

マカのサプリメントの中にカフェインが含まれているのは、カフェインの覚醒作用や脂肪燃焼効果を狙っているためです。
マカの栄養素の中には、カフェインでその効果が高まる成分も存在しています。
マカのどの栄養素がカフェインで効果が高まり、どのように体に作用するのか詳しく見てみましょう。

疲労回復効果が増す

ビタミンB群でエネルギーを生産

カフェインは中枢神経を興奮させるため、一時的に疲労を感じなくさせる効果があります。
しかし、これは神経細胞にあるアデノシン受容体とカフェインが結合し、興奮しているため疲労を感じないだけで、実際に疲労が回復しているわけではありません。
実際に疲労を回復するには、体内でエネルギーを生産する必要があります。

マカに豊富なビタミンB群は、栄養素をエネルギーに代謝する際に補酵素として作用し、実際に疲労回復効果を発揮する栄養素です。
糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素の中で、最も早くエネルギーに代謝されるのが糖質です。
マカのビタミンB1は主に糖質を、ナイアシンは三大栄養素をエネルギーに代謝する栄養素です。
さらにマカの6割は糖質なので、エネルギーに素早く代謝され、カフェインが効いて疲労を感じなくなっている間に、実際に疲労が回復します。

アルギニンとアスパラギン酸でエネルギー効率を高める

食事や新陳代謝、運動などで体内のたんぱく質が分解されると、副産物で有害なアンモニアが発生します。
アンモニアは、細胞内でエネルギーを生産するミトコンドリアの活動を阻害します。
アンモニアは肝臓にある尿素回路で無害な尿素に代謝され、尿と共に排泄されます。

肝臓は、エネルギーを生産する臓器です。
加齢やストレスなどで肝機能が低下すると、アンモニアが肝臓に蓄積し、アンモニアの毒で肝臓のミトコンドリアの活動が阻害され、エネルギー生産量も低下します。
アルギニンとアスパラギン酸は、この尿素回路を活性化し、アンモニアの代謝を促進する作用があります。
マカでアルギニンとアスパラギン酸を摂取すると肝機能が活性化し、ビタミンB群によるエネルギー生産も活性化するので、疲労回復が早まります。

ダイエット効果が増す

肥満は、脂肪が体内に蓄積することで起こります。
カフェインを摂取して運動を行うと、呼吸量が増え、脂肪燃焼効果が高まります。
マカが豊富に含有するビタミンB2は、肝臓で主に脂肪をエネルギーに代謝する栄養素です。
乾燥マカ100gあたり、ビタミンB2を76mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の4,872%に相当します。
マカとカフェインを一緒に摂取すると、運動時の脂肪燃焼効果が高まり、ダイエット効果が高まります。
また、ビタミンB2で脂肪が燃焼されると、肝臓で生産される悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの分泌も減少するので、動脈硬化のリスクも軽減します。

集中力が増す

脳内ホルモンのドーパミンとノルアドレナリンは、集中力を高める効果があります。
カフェインは中枢神経を覚醒するので、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌を促進し、集中力が増します。
マカは、ドーパミンやノルアドレナリンの原料となる、必須アミノ酸のフェニルアラニンや非必須アミノ酸のチロシンを含有しています。
また、マカに豊富な非必須アミノ酸のアルギニンは、カフェインの覚醒作用を高め、カフェインの効果を持続させる作用があります。
さらに、マカのブドウ糖は脳内でエネルギーとして使用されるため、集中力が高まり活性化している脳の疲労を軽減し、集中力を持続させます。

精力が増す

外部から性的な刺激を受けると、脳内で快楽を司る脳内ホルモンのドーパミンが分泌されます。
ドーパミンが分泌されると、性欲が増し、性腺刺激ホルモンが分泌され、男女ともに性ホルモンの分泌が促進されます。
性ホルモンは生殖器の機能を高める効果があるので、精力が増します。
カフェインは中枢神経を覚醒するので、ドーパミンの分泌を促進します。

また、アルギニンは、性腺刺激ホルモンの分泌を促進する作用もあるので、普段よりも性ホルモンの分泌が盛んになり、精力が増大します。

さらにカフェインは末梢血管を拡張する作用があり、アルギニンも勃起の際に血管を拡張させる一酸化窒素を生産します。
これにより、陰茎に血液が多く流れ込むので勃起力が高まります。
カフェインを摂取すると、カフェイン自体やドーパミンの影響で疲労を感じなくなるので、普段より性行為を長く楽しめるようになります。

カフェインはカルシウム、鉄、亜鉛の吸収を阻害する

マカは必須ミネラルが豊富で、様々なミネラルをとても高い水準で含有しています。
その中でも、カルシウム、鉄、亜鉛は日本人に不足しがちなミネラルで、マカはこれらのミネラルの含有量が豊富です。
マカと一緒にカフェインを摂取すると、これらのミネラルの吸収を阻害してしまいます。
ただし、これはカフェインを大量に摂取した場合の話で、コーヒー1杯のカフェインで体内のカルシウムの減少量は2~3mgに過ぎません。
それでも、マカでミネラルの吸収を目的とする場合は、カフェインの同時摂取は避けた方が良いでしょう。

まとめ

カフェインは、中枢神経を覚醒させ眠気を覚ます以外に、脂肪燃焼や末梢血管の拡張、利尿作用、疲労感の軽減に効果があり、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌を促進します。
マカとカフェインを一緒に摂取すると、マカのビタミンB群と相乗効果を発揮し、疲労回復やダイエットに効果を発揮します。
また、マカのアルギニンがドーパミンやノルアドレナリンと相乗効果を発揮し、集中力を高め、性機能を向上させます。
しかし、カフェインはマカの豊富なミネラルの吸収を阻害する効果もあるので、マカを摂取する場合はカフェインの大量摂取は控えた方が賢明です。
カフェインの効果を上手に活用すると、マカの疲労回復や精力増進効果を高められます。

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