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マカの効果を知る

マカはどんな効果があるの?

最近、健康食品でマカがブームになっています。
滋養強壮や、健康増進、性機能向上など様々な効果があるようですが、普段マカそのものを見かけることはほぼありません。
そのためマカを始めてみたいと思っても、初心者にはマカがどんなもので、本当はどのような効果があるのかよく分からず、摂取をためらってしまいがちです。
今回は、マカ初心者でもマカのことが分かるように、主な効果についてお話します。

そもそもマカとは何?

マカと言うと、その響きから薬の成分と考えている方が多いのですが、マカは南米ペルー原産のアブラナ科の植物で、同じアブラナ科の大根と同様に根茎部を食用とする野菜です。
ただし、大きさは手のひらサイズの小さなカブ程度しかありません。
マカはアンデス高原の標高4,000~5,000mの、酸素が薄く乾燥し、紫外線が強く、昼夜の寒暖差が30℃にも及ぶ、他の植物では生息が困難な極地で育ちます。
マカの育つアンデス高原は世界有数の鉱物資源が豊富な地で、マカの育つ土壌には鉄や亜鉛、カルシウムなどのミネラルを多く含みます。
マカは1年の歳月をかけて土壌のミネラルを根こそぎ吸収して育つため、必須ミネラルが豊富です。
マカの主成分はデンプンですが、その強い生命力により各種アミノ酸やビタミンB群が豊富で、しかもアブラナ科の植物特有の有効成分のグルコシノレートを多量に含有します。

マカは現地ではスタミナ食

マカは古代インカの時代から、食糧事情の乏しいアンデス高原の人々にとって貴重な食料品でした。
実は小さいにも関わらず、食べると元気が出るばかりではなく、男女ともに性機能を改善する作用があるため、古代から薬としても用いられていました。
現在のペルーでは、家庭料理のスープやシチューに使う定番の野菜で、その栄養価の高さからお菓子やジャム、ヨーグルト、お酒などに配合され愛用されています。

マカは欧米でも人気

マカはつい最近まで、知る人ぞ知る食料品でした。
マカがペルー以外の地で知られるようになったのは、1990年代になってからです。
欧米で健康に気を使う人たちや医師の間で、栄養価の高いナチュラルフーズとして徐々に知名度が広がりました。
マカが世界的な人気を博すようになったのは、2000年代に入ってからです。
日本でマカが知られるようになったのもちょうどその頃で、2003年から2006年まで、マカの対輸出国として、日本はアメリカに次いで2位でした。
現在でも、日本でのマカの消費は年々伸びています。

マカは輸出制限がされている

マカは、産業の少ないペルー政府にとって、外貨を獲得できる数少ない農産物の一つです。
そのため、マカの輸出には厳しい規制があり、マカの種子や生のマカの株を海外に持ち出すことを禁止しています。
マカを輸出する場合は、ペルー国内で錠剤などのサプリメントに加工するか、マカの根茎部を乾燥して粉末に加工する必要があります。
そのため、私たちがマカの実物を目にする機会はほとんどなく、入手するには錠剤などのサプリメントか、マカ粉末になります。

マカの効果は?

マカは必須ミネラルや各種アミノ酸、ビタミンB群が豊富で、しかも僅かな量で多くの栄養素を摂取できます。
栄養豊富なマカを摂取すると、

  • 性機能向上
  • 疲労回復
  • 免疫力向上
  • 成人病予防
  • 更年期障害の緩和
  • 老化予防
  • 美容効果
  • 安眠効果
  • 脳機能の活性化
  • 血流促進

など、さまざまな効果を発揮します。
マカのどのような栄養素が効果を発揮するのか、詳しく見てみましょう。

性機能向上

マカは男女ともに性機能を向上させる効果があります。
マカは別名「セックス・ミネラル」と呼ばれる亜鉛が豊富で、精巣や卵巣で精子や卵子の細胞分裂を促進し、性ホルモンの生産量を増やします。
また、マカに豊富な非必須アミノ酸のアルギニンは、男女とも性ホルモンの分泌を促進し、勃起に必要な一酸化窒素や精液の原料にもなります。
そのため、性ホルモンの分泌不全で生理が安定しない不妊症の解消にも効果があります。

疲労回復

マカは肝臓で糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素をエネルギーに代謝※1する際に、補酵素として作用するビタミンB群が豊富です。
また、体内に発生する疲労物質のアンモニアを、肝臓で無毒な尿素に代謝する際に必要な非必須アミノ酸のアルギニンやアスパラギン酸も豊富です。
さらに、アスパラギン酸は疲労時に発生する乳酸を代謝しエネルギーに変える作用があります。
マカを摂取すると、エネルギーを生産する肝臓の機能と代謝能力が高まり、疲労回復が早まります。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。

免疫力向上

マカの有効成分のグルコシノレートは、腸内のバクテリアの酵素で解毒作用のあるイソチオシアネートに代謝されます。
イソチオシアネートは肝臓に蓄積されやすい有害物質の重金属を絡め捕り、体外に排泄する作用があります。
また、体内の免疫機能の6割は小腸で生産されます。
マカは小腸のエネルギー源となる、グルタミン酸が豊富です
小腸が活性化すると、白血球なども活性化するので免疫機能が向上します。

成人病予防

成人病は加齢による代謝機能の低下や、生活習慣の乱れなどで肝機能が低下し、体内に脂肪が蓄積すると発症します。
肝臓に脂肪が蓄積すると、血液中に悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールが増加し、ドロドロの血液となって血栓を作り、動脈硬化などを引き起こします。
また、肝臓に脂肪が蓄積すると、脂肪肝から肝炎、肝硬変と悪化し、さらに糖尿病などのリスクが増えます。
マカは主に脂質をエネルギーに代謝するビタミンB2が豊富なので、マカを摂取すると成人病の原因となる脂肪を減らせます。

更年期障害の緩和

更年期障害の諸症状は、閉経で女性ホルモンの分泌が止まり、自律神経が乱れるために発生します。
マカは自律神経の乱れの原因となる女性ホルモンのエストロゲンの代用となる、植物エストロゲンのフィトエストロゲンを含有し、更年期障害で起こる諸症状を緩和します。
また、マカはカルシウムも豊富なので、更年期障害で怖い骨粗しょう症も予防できます。

老化予防

老化は新陳代謝※2が低下し、活性酸素※3の影響で体の組織が変質すると進行します。
マカに豊富なアルギニンは新陳代謝に必要な成長ホルモンの分泌を促進し、亜鉛が細胞分裂を促進します。
また、マカは体内で抗酸化物質を作る際に必要な栄養素が豊富です。
マカのアミノ酸のグルタミン酸、システイン、グリシンが抗酸化物質のグルタチオンになり、鉄、亜鉛、マンガン、銅はSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)の原料となります。
マカを摂取すると、新陳代謝が活性化し、体内で生産する抗酸化物質で、老化を促進する組織の酸化が抑制できます。

※2 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞と入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。
※3 活性酸素とは電子が欠損した物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合することで物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

美容効果

マカは肌の保湿成分であるコラーゲンの原料となるアルギニンや、グリシン、プロリンをはじめとし、各種アミノ酸や鉄が豊富です。
また、マカの亜鉛が肌の新陳代謝を促進し、マカの栄養素で作る抗酸化物質が紫外線により発生する活性酸素の害から肌を守るので、シミを予防できます。

安眠効果

マカは睡眠を促す脳内ホルモンのメラトニンの基となる、「幸せホルモン」のセロトニンの減少を防ぐナイアシンや、セロトニンを増やすグリシンを多く含有しています。
また、グリシンは脳が休息するノンレム睡眠の時間を長くする作用もあります。
さらに、入眠を促し自律神経を落ち着かせる脳内ホルモンのGABA(ギャバ)の原料のグルタミン酸も豊富です。

脳機能の活性化

マカは記憶の形成や、意気を高める脳内ホルモンのドーパミンの原料となる非必須アミノ酸のチロシンが豊富です。
また、記憶の形成には脳の海馬の機能を維持しなければなりません。
マカは、海馬の神経細胞で情報伝達物質として作用する亜鉛やカルシウムが豊富です。
そのため、マカを摂取すると記憶力や集中力が向上し、うつ病や認知症を予防できます。

血流促進

マカは血液で酸素を運ぶ赤血球の主成分のヘモグロビンの原料である鉄が豊富で、貧血を解消できます。
また、高血圧の原因物質のナトリウムを排泄する作用のあるカリウムも豊富です。
さらに、マカのアルギニンは血管拡張作用もあり、血流の循環が良くなるので、冷え性なども解消できます。

まとめ

マカは南米ペルー原産のアブラナ科の野菜で、古代インカの時代からスタミナ食や薬草としてアンデスの人々に愛されてきた健康食品です。
マカは栄養価が高く、各種ミネラル、アミノ酸、ビタミンB群、グルコシノレートが豊富で、これらの栄養素の相乗効果で様々な健康効果を発揮します。
一般には性機能向上や疲労回復効果が謡われますが、他にも免疫力向上、成人病予防、更年期障害の緩和、老化予防、美容、安眠、脳機能の活性化、血流促進に効果を発揮します。
日本で販売されているマカは、サプリメントの錠剤や乾燥粉末に加工されているものなので、誰でも手軽に摂取できます。
体に様々な効果を発揮するマカを毎日摂取し、あなたの健康維持にお役立てください。

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