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マカでエストロゲンの分泌が増える

マカはエストロゲンを増やす

南米原産のマカは、男女ともに性機能を高める効果があることで注目を浴びている健康食品です。
特に女性にとっては、更年期を迎えると女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少し、随所で体の不調が発生します。
性機能を高めるマカは、減少するエストロゲンの分泌を増やす効果もあります。
今回は、なぜマカでエストロゲンの分泌が増えるのかをお話します。

エストロゲンとは

エストロゲンとは女性ホルモンの一種で、卵胞ホルモンとも呼ばれています。
エストロゲンは1つの物質ではなく、エストロン、エストラジオール、エストリオールの3つのホルモンの総称です。
エストロゲンは、同じ女性ホルモンのプロゲステロン、男性ホルモンのテストステロンと共にステロイドホルモン※1に分類されます。

※1 ステロイドホルモンとは、コレステロールを合成して生産されるホルモンの総称。

エストロゲンの作用

エストロゲンは卵巣にある卵胞を成熟させ、受精卵の着床を助ける子宮内膜を厚くする作用のあるホルモンです。
また、女性らしい丸みを帯びた体を作り、乳房の乳腺を増殖する作用があります。
女性の場合は、新陳代謝※2を促す作用があり、骨代謝で骨のカルシウムが分解されるのを防ぐとともに、骨のカルシウム吸収を促進する作用もあります。
さらに自律神経を整え、感情を左右する作用もあります。

※2 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。

エストロゲンの生産と分泌

エストロゲンは主に卵巣で、一部が副腎で生産されます。
しかし、エストロゲンが分泌されるには、脳の視床下部から分泌される性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌が必要です。
性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されると、脳下垂体がこれを受け取り、今度は脳下垂体前葉から性腺刺激ホルモンが分泌されます。
性腺刺激ホルモンは血液を通じて卵巣に受け取られ、ようやく卵巣でエストロゲンが生産されます。
つまり、脳の視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されなければ、エストロゲンは分泌されません。

エストロゲンの分泌を妨げるもの

エストロゲンは、加齢で分泌が減少します。
個人差はありますが、女性の場合、35歳を過ぎた頃から急激に女性ホルモンの分泌が減少し始めます。
そして40歳を迎える頃には卵巣内の卵胞が急激に減ります。
50歳の頃には卵巣内に卵胞が無くなるので、卵巣でエストロゲンが生産できなくなります。
一方、副腎では引き続き生産はされますが、卵巣で生産される量に比べればごく僅かです。
また、ストレスや過度のダイエットなどで自律神経が乱れたり、脂質の摂取が不十分でコレステロールの生産が不十分だと、エストロゲンの分泌が減少します。

自律神経は、自分の意思では調節ができない生理機能を調整する役割があり、視床下部の支配下にあります。
視床下部は、性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌も司ります。
自律神経が乱れると、視床下部も乱れ、性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌も妨げられます。
結果として、視床下部からエストロゲンの分泌の指令が届かなくなり、エストロゲンが生産されなくなります。

エストロゲン減少の弊害

エストロゲンの分泌が減少すると、生理不順が発生します。
また、自律神経が乱れるので、頭痛やめまい、動悸、倦怠感、食欲不振など、体調面で様々な悪影響がでます。
新陳代謝が正常に行われなくなるので、髪の毛の艶が無くなり、肌荒れも生じます。
新陳代謝が低下すると、基礎代謝※3も低下するので肥満になりやすくなります。
エストロゲンは骨の形成に関わっているので、新陳代謝の際にカルシウムの流出が進み、骨粗しょう症のリスクが高まります。
さらに感情のコントロールができなくなり、怒りやすくなったり、逆に何もやる気が出なくなったりします。

※3 基礎代謝とは、運動などをしなくとも体の機能を維持するために消費されるエネルギーのこと。

マカでエストロゲンを増やすには

マカはと言うと、男性の生殖を高めるイメージがありますが、南米ペルーでは男女ともに性機能を高める効果のある薬草として用いられます。
マカのどのような成分がエストロゲンと関係するのか、詳しく見てみましょう。

アルギニンがエストロゲンの分泌を促す

マカは非必須アミノ酸のアルギニンが豊富な食品で、乾燥マカ100gあたり610mg含有しています。
アルギニンは、体の組織や酵素を作るたんぱく質の材料として使用されます。
一方、アルギニンはアミノ酸として単独で体に作用する遊離アミノ酸でもあります。
アルギニンは遊離アミノ酸として、成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。
成長ホルモンは、脳下垂体前葉から分泌されますが、アルギニンは脳下垂体を刺激することで成長ホルモンの分泌を促進します。
エストロゲンの分泌を促進する性腺刺激ホルモンも、脳下垂体前葉から分泌されます。
アルギニンが脳下垂体を刺激すると、同じ脳下垂体前葉から分泌される性腺刺激ホルモンの分泌も同時に促進され、卵巣に指令が届きエストロゲンの分泌が促進されます。

亜鉛でエストロゲンの生産を促進

マカに豊富に含まれる亜鉛は、別名「セックス・ミネラル」とも呼ばれ、男女ともに性機能を高める効果のある必須ミネラルです。
亜鉛はたんぱく質の合成や細胞分裂に深く関与しており、卵巣の細胞には亜鉛が多く存在しています。
実は、エストロゲンの生産にも亜鉛が関与しており、卵巣で亜鉛が不足するとエストロゲンの生産も十分に行えなくなります。
亜鉛は日本人の食生活では不足しがちな上、体内への吸収が非常に悪い栄養素の一つです。
乾燥マカ100gあたり、亜鉛を12mg含有し、これは成人女性が1日に必要な摂取基準の150%に相当します。
マカで亜鉛を補うと、卵巣でのエストロゲンの生産力が向上し、エストロゲンの量を増やせます。

ドーパミンで視床下部を刺激し、エストロゲンの分泌を増やす

ドーパミンとエストロゲンの関係

ドーパミンは、脳内で「快楽」を司る神経伝達物質です。
脳内でドーパミンが分泌されると、男女ともに性欲が高まり、視床下部を刺激し性ホルモンの分泌を促進します。
また、ドーパミンはストレスと対抗するために生産される神経伝達物質なので、ストレスによる自律神経の乱れも解消でき、結果としてエストロゲンの分泌が回復します。

マカのフェニルアラニンとチロシンでドーパミンを作る

ドーパミンを作るには必須アミノ酸のフェニルアラニンや、非必須アミノ酸のチロシンが必要です。
フェニルアラニンを代謝するとチロシンが生産され、チロシンを幾度か代謝※4するとドーパミンが生産されます。
ダイエットなどでフェニルアラニンやチロシンが体内で不足すると、ドーパミンの生産が十分に行えなくなるので、ストレスが増大しエストロゲンの分泌が抑制されます。
マカはフェニルアラニンやチロシンが豊富で、乾燥マカ100gあたりフェニルアラニンを290mg、チロシンを200mg含有しています。
マカでこれらのアミノ酸を摂取すると、ドーパミンが十分に生産され、エストロゲンの分泌を促進します。

※4 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。

閉経するとエストロゲンは増えない

卵巣に卵胞が無くなり閉経してしまうと、卵巣でエストロゲンを生産できなくなります。
一方、副腎ではエストロゲンは生産され続けますが卵巣に比べればごく僅かで、増やすほどの量は分泌されません。
マカは、エストロゲンと分子構造が似たフィトエストロゲンという二次代謝産物※5を含有します。
フィトエストロゲンは、細胞にあるエストロゲン受容体と結合し、エストロゲンと同じ作用を体にもたらします。
閉経しエストロゲンの分泌が止まってしまっても、マカのフィトエストロゲンがエストロゲンの代用となり、エストロゲン減少に伴う副作用を軽減します。

※5 二次代謝物とは植物特有の成分で、生体の維持には必要ないが継続して摂取することで体に何かしらの効果をもたらす栄養素のこと。

エストロゲンを増やすには赤マカ

マカは根茎の色によって、白マカ、赤マカ、黒マカの3種類に分類されます。
白マカは汎用品で、一般的なマカの効果を得ることができます。
黒マカは希少種で、疲労回復や男性の性機能向上に効果を発揮します。
一方赤マカは、別名「女性のためのマカ」とも呼ばれ、白マカ・黒マカに比べ女性ホルモンの分泌を増やす効果が高いと言われています。
一般的なマカ粉末やサプリメントでは、どのマカが使われているか分かりません。
海外のサプリメントでは赤マカのみを使用した商品もあるので、目的によっては検討してみるのも良いでしょう。

まとめ

エストロゲンは女性にとって性機能を保持する以外にも、新陳代謝や中枢神経を正常に保つ役割があります。
加齢やストレスなどでエストロゲンの分泌が減少すると、体に様々な不調が発生します。
マカに豊富なアルギニンはエストロゲンの分泌を左右する脳下垂体を刺激し、エストロゲンの分泌を促し、必須ミネラルの亜鉛はエストロゲンの合成を促進します。
また、マカのフェニルアラニンやチロシンでドーパミンを増やしても、エストロゲンの分泌が促進します。
さらに、マカはエストロゲンの代用となるフィトエストロゲンも含有しているため、エストロゲン減少に伴う体の不調も改善できます。
特に赤マカはエストロゲンを増やす効果が高いので、エストロゲンを増やしたい方は赤マカを摂取するのが効果的です。

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