※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

マカで前立腺の機能維持(マカと前立腺の関係性)

マカと前立腺の関係とは?

前立腺と言うと、中高年男性に身近な前立腺肥大や、前立腺がんといった言葉が思い浮かぶことでしょう。
前立腺は男性器にあることは分かっていても、前立腺にはどのような役割が有るのか、実際に病気になるまで分からない人が多いのではないでしょうか?
マカは、精力増強や、生殖機能の維持に有効な健康食品として知られています。
前立腺も、男性器で需要な役割を担う器官なので、マカを摂取するとどのような効果があるのでしょうか?
今回は、マカと前立腺の関係について詳しく解説します。

前立腺とは

前立腺は、膀胱の真下にあるクルミ大の器官で、尿道を取り囲むように存在している器官です。
胎児の発生過程では、女性器のスキーン腺と相同の関係にあります。

前立腺の役割

前立腺の主な役割は、前立腺液の分泌です。
前立腺液は、男性の射精における精液の主要な成分であり、精液全体の3割が前立腺液です。
前立腺の生理作用は、男性ホルモンのアンドロゲンの影響下にあります。
アンドロゲンとは男性ホルモンの総称で、精巣で作られるテストステロン、副腎で作られるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)、アンドロステンジオンがあります。
アンドロゲンは95%が精巣で、残り5%が副腎で生産されます。
このアンドロゲンの作用が無ければ、前立腺液の分泌は行われません。

また、前立腺が収縮することで射精や、尿の排泄が行われます。
ただし、前立腺の働きについては、まだよく分からないことが多くあります。

前立腺肥大と前立腺がん

前立腺と聞くと、怖いのは前立腺肥大と前立腺がんです。
テストステロンは、前立腺の中で5αリダクターゼという酵素で代謝※1されると、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質になります。
DHTはテストステロンと比べ10倍もアンドロゲン受容体に結合する力が強く、前立腺内のアンドロゲン受容体と結合し、前立腺細胞を増殖させます。
そのためDHTは、男性器の発達を促し、その機能を維持するためには必要不可欠な成分です。
ちなみに、DHTは育毛に関係する毛母細胞の働きも低下させるので、薄毛の原因になる物質です。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。

前立腺肥大は中年以降に発生する症状ですが、発生原因はいまだに解明されていません。
しかし、前立腺肥大が始まると、DHTの影響で前立腺の細胞が増殖するため、前立腺の肥大が加速します。
前立腺肥大になると、尿の出が悪くなるばかりか、頻尿や残尿感などの尿の悩みが発生します。
進行すると、尿道粘膜の充血が起こり、血尿や尿路感染が頻発し、さらに進行すると尿が出ない尿閉や、膀胱結石、腎臓障害を引き起こします。
また、前立腺にがん細胞があった場合は、DHTの作用でがん細胞が活性化し、がんの進行が早まります。

ちなみに、DHTは育毛に関係する毛母細胞の働きを低下させるので、薄毛の原因にもなる物質です。
そのためDHTは、胎児の男性器発達のためには欠かせない男性ホルモンですが、中年以降は悪影響の方が目立つため、抑制・減少を意識する必要があります。

マカの前立腺に対する効果

マカは、南米ペルー原産の標高4,000~5,000mの高地で栽培されるアブラナ科の食品です。
マカは、ビタミンB群やアミノ酸、そして大地の栄養を長い期間を掛けて吸収するため、必須ミネラルが豊富です。
マカは、インカ帝国の時代から男女ともに精力を増進し、生殖機能を維持する効果がある薬草として珍重されてきました。
前立腺も、男性にとって重要な男性器の一つです。
マカの栄養素が、前立腺にどのような作用をもたらすのか、詳しく見てみましょう。

マカの成分が前立腺液の分泌を促進

前立腺液の役割

前立腺から分泌される前立腺液は、アルカリ性の乳白色の液体です。
自身にエネルギー源を持たない精子に、卵子に到達するまでのエネルギーを与えるクエン酸が多く含まれます。
精子の細胞内には周囲の栄養素を取り込み、エネルギーに代謝するミトコンドリアが存在します。
ミトコンドリアでエネルギーを生産するのが、クエン酸回路です。
クエン酸回路にクエン酸が取り込まれると活性化し、精液のもう一つの成分である精嚢分泌液のグルコース(ブドウ糖)を取り込みエネルギーに代謝し、卵子到達までの糧にします。
また、前立腺液は、ジアスターゼ、βグルクロニダーゼというたんぱく質分解酵素を多く含みます。
これらの酵素の生産に深く関与しているのが、マカに豊富に含まれる必須ミネラルの亜鉛です。

亜鉛の効果

亜鉛は、別名「セックスミネラル」と呼ばれるほど、生殖器の維持に必要不可欠なミネラルです。
亜鉛は、たんぱく質や各種酵素の合成に関わる成分で、前立腺の細胞に多く分布しています。
亜鉛が不足すると、これらの酵素の生産が低下し、前立腺液の分泌も減少します。
乾燥マカ100g中に、亜鉛を35mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の120%に相当します。
亜鉛は体内への吸収率が非常に悪く、全体の20%程度しか吸収されません。
・ また、亜鉛は日本人の食生活では不足しがちな栄養素なので、マカのように亜鉛が豊富な食品で積極的に補う必要があります。

アルギニンとアンドロゲン

前立腺から分泌される前立腺液を増やすには、アンドロゲンの分泌量を増やす必要があります。
マカに豊富な非必須アミノ酸のアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。
成長ホルモンは、脳の脳下垂体の視床下部から分泌されます。
アルギニンにより、脳下垂体の視床下部が刺激されると、脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌も活性化されます。

この性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌が無いと、アンドロゲンの分泌も行われません。
アルギニンの作用で性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌量が増えると、アンドロゲンの分泌も増え、前立腺の生理機能が活性化し、前立腺液の分泌量も増えます。
乾燥マカ100g中に、アルギニンは610mg含有されています。

赤マカが前立腺肥大を改善

原産地のペルーでは、マカの根茎部の色によって、一般的な普及品である白マカ、ピンクから赤色の赤マカ、紫から黒色の黒マカの3種類に分類されます。
色の違いは、抗酸化物質のポリフェノールなどの二次代謝産物によるもので、現地では黒マカは、精力増進に効果があると言われています。
一方、赤マカはホルモンバランスを整える効果が高く、過剰になったアンドロゲンの分泌を整え前立腺を縮小する効果があります。
テストステロンエナント酸を投与し前立腺を肥大させたラットに、白マカ、赤マカ、黒マカを与えたところ、赤マカで前立腺のサイズが縮小したことが確認されました。
一方、白マカの場合は減少が緩やかで、黒マカでは減少が見られないという結果も出ています。
前立腺肥大を緩和するには、赤マカの摂取が有効です。

グルコシノレートと前立腺がん

マカには、アブラナ科の植物特有の二次代謝産物であるグルコシノレートが豊富です。
グルコシノレートは、WHO(世界保健機関)でも、他の野菜と一緒に摂取することで、がんに対する有効性が認められている栄養素です。
グルコシノレートは、小腸に入ると、腸内細菌が持つミロシナーゼという酵素で、イソチオシアネートという物質に変わります。
イソチオシアネートは、がん細胞のアポトーシス(細胞死)を誘発し、がん細胞の増殖を抑止する効果があります。

また、イソチオシアネートは、体内に入ると排泄が難しい、がん発生リスクを伴う重金属を体外に排泄する効果もあります。
幾つかの実験では、前立腺がんに対しグルコシノレートの摂取が有効という結果が出ています。
グルコシノレートを豊富に含有するマカを摂取すると、前立腺がんのリスクが低下します。

まとめ

前立腺は、男性器にある主要な器官で、精液の主成分となる前立腺液の分泌や、射精や排尿の際に収縮することで勢いをつける役割があります。
前立腺は、男性ホルモンのアンドロゲンの影響下にあり、前立腺の分泌も、前立腺肥大や前立腺がんも、アンドロゲンが作用しています。
マカの亜鉛とアルギニンは、前立腺液の分泌を促進する効果があります。
また、マカの種類の一つである赤マカは、前立腺肥大を縮小させる効果があります。
さらに、マカのグルコシノレートは抗がん物質として作用するので、前立腺がんの予防にも効果的です。
毎日マカを摂取することで、男性にとって大事な前立腺の機能を維持できます。

おすすめ製品一覧Hot items