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マカで目が覚める(マカには覚醒作用がある)

マカの覚醒作用とは?

私たちが眠気覚ましに愛飲するお茶やコーヒー。
これらの飲料には、眠気覚ましに効果を発揮するカフェインが豊富です。
一方で、滋養強壮や健康増進に効果を発揮するマカにカフェインはありませんが、脳に覚醒をもたらす栄養素が存在しています。
今回は、マカの栄養素と覚醒作用についてお話します。

カフェインの覚醒作用

私たちが眠気覚ましに飲むお茶やコーヒーには、カフェインが含まれています。
カフェインは窒素を含む有機化合物のアルカロイドの一種です。
カフェインは、脳の大脳皮質にある中枢神経系組織のアデノシン受容体に結合する性質があります。
アデノシンは神経伝達物質の一つで、アデノシン受容体と結合すると睡眠を誘発します。
このかわりにカフェインがアデノシン受容体に結合すると、アデノシンと結合できなくなるので眠くならなくなります。

カフェインは中枢神経に作用するため、覚醒作用以外に、解熱鎮痛作用や、強心作用、利尿作用などの効果があります。
また、呼吸量も増加するので、皮下脂肪の燃焼効果も高めます。

マカのアルギニンはカフェインの効果を上げる

マカは非必須アミノ酸のアルギニンが豊富で、乾燥マカ100gあたりアルギニンを610mg含有しています。
実は、アルギニンはカフェインの覚醒効果を高める効果があることが、実験で確認されています。
その実験は、健常者に対し、通常より睡眠時間を15%短くし、「カフェイン配合飲料」、「アルギニン配合飲料」、「カフェイン・アルギニン配合飲料」の3種類を、異なる日に摂取してもらい、作業中の脳波の違いを測定するものです。

その結果、カフェイン・アルギニンの同時摂取は、カフェインやアルギニンのみを摂取した時に比べ、リラックスや緊張集中といった脳波は変わりがなく、弛緩集中の脳波のみの数値が上昇している結果が測定されました。
つまり、カフェインとアルギニンを摂取すると、リラックスしながら作業に集中できることが分かりました。
また、カフェイン・アルギニンの同時摂取は、ワーキングメモリと呼ばれる情報を一時的に保持しながら作業を進める能力の向上が認められました。
さらに、カフェインを単独で摂った場合に比べ、カフェイン・アルギニン同時摂取の方が、眠気を覚えるまでの時間が長いことも確認されています。

カフェインは摂り過ぎに注意

マカのアルギニンは、カフェインの効果を高める効果がありますが、カフェインの作用が強すぎると、不眠やめまい、頻脈、頻尿などの副作用を発症します。
さらに、カフェインとアルギニンの同時摂取は、覚醒作用と集中力を高め、疲労感を減退させますが、6時間程度でカフェインの効果は切れます。
この間、実際は疲労が蓄積していてもカフェインの覚醒・興奮効果で疲労を感じなかっただけで、カフェインが切れると一気に疲労感に襲われます。
カフェインとアルギニンの同時摂取は、覚醒や集中といった作業効率を高める効果があるといえども、その摂取はほどほどに控えた方がいいでしょう。

ドーパミンの覚醒作用

カフェインは、神経伝達物質のアデノシンの作用を阻害するという、外部からの作用で人を覚醒させますが、神経伝達物質の中にはそれ自体が覚醒作用をもたらすものもあります。
それが、興奮性の神経伝達物質であるドーパミンです。
ドーパミンは「報酬系」と呼ばれ、「快楽」や「興奮」を司る神経伝達物質です。
ドーパミンが脳内に分泌されると中枢神経が刺激され、意欲が高まり、学習能力や運動能力、集中力が高まります。
また、中枢神経を興奮状態にするので、脳が覚醒します。
つまり、脳内でドーパミンを分泌させれば、カフェインを摂取せずとも脳が覚醒し、眠気が覚めます。

ドーパミンとマカ

マカには、ドーパミンを増やす栄養素が存在します。
マカのどんな栄養素がどのように作用するのか、詳しく見てみましょう。

ドーパミンの製造

マカが含有する必須アミノ酸のフェニルアラニンと非必須アミノ酸のチロシンは、ドーパミンの材料となる成分です。
フェニルアラニン、チロシンが代謝※1で水酸化すると、L-ドーパと呼ばれるドーパミンの前駆体が作られます。
このL-ドーパを更にドーパ脱炭酸酵素で代謝すると、ドーパミンができます。
つまり、フェエニルアラニンやチロシンが体内に無いと、ドーパミンは生産できません。
乾燥マカ100gあたり、フェニルアラニンを290mg、チロシンを200mg含有しています。

※1 代謝とは、ある物質を体内で化学反応を用い、別の性質を持つ物質に変えること。

テストステロンでドーパミンを増やす

ドーパミンは、男性ホルモンのテストステロンが増えると生産されます。
このテストステロンの材料となるのがコレステロールと、マカに豊富なアルギニン、非必須アミノ酸のアスパラギン酸です。
乾燥マカ100gあたり、アスパラギン酸を670mgも含有しています。
また、マカに豊富な必須ミネラルの亜鉛やマグネシウムは、テストステロンの分泌を増やす作用があります。
特に亜鉛は、別名「セックスミネラル」と呼ばれ、性ホルモンの分泌促進に非常に効果を発揮します。
乾燥マカ100gあたり、亜鉛を12mg含有し、これは成人男性が1日に必要な摂取基準の120%に相当します。
マカでテストステロンの分泌が増えると、ドーパミンの生産力も向上するので、ドーパミンによる覚醒作用も高まります。

まとめ

マカが豊富に含有するアルギニンは、私たちが眠気覚ましに摂取するカフェインの作用を増大させる効果があり、覚醒作用をもたらす栄養素です。
しかし、強すぎるカフェインの覚醒作用は、副作用として不眠や頭痛、カフェインが切れた際の急激な疲労感などをもたらします。
一方、興奮性の神経伝達物質のドーパミンの分泌を増やすと、覚醒作用が高まります。
マカは、ドーパミンの材料となるフェニルアラニンやチロシンを豊富に含有します。
また、ドーパミンは男性ホルモンのテストステロンが分泌されると生産されます。
マカのアルギニンやアスパラギン酸、亜鉛やマグネシウムを摂取するとテストステロンの分泌が増えるので、結果としてドーパミンが増え、覚醒作用が高まります。
マカは、あなたの脳を覚醒させる力を持った健康食品です。

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