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マカとビール酵母の相乗効果(マカとビール酵母の関係性)

マカとビール酵母の相乗効果はあるのか?

ダイエット食として人気のあるビール酵母。
たんぱく質と食物繊維が豊富で、脂肪燃焼効果や便秘解消にも効果があるので、とくに女性にはとても人気がある健康食品です。
マカも、滋養強壮や精力増進以外に、ダイエット効果がある健康食品です。
マカとビール酵母を一緒に摂取すると、相乗効果を発揮するのでしょうか?
今回は、マカとビール酵母の関係についてお話します。

ビール酵母とは

ビール酵母は、ビールの原料となる麦芽を煮立ててできた麦汁に加え、アルコール発酵させる微生物です。
ビール酵母は、麦汁に含まれる糖を代謝※1してエネルギーにして増殖し、代わりにアルコールを生産します。
ビールの発酵が終わると、麦汁内で繁殖したビール酵母は取り除かれ、殺菌して出荷されます。
そのため、市販のビールにはビール酵母は存在していません。
ビール酵母はビール生産の際に繁殖でどんどん増える副産物で、他の健康食品と違い比較的安く手に入れられます。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質のある物質に変えること。

ビール酵母の栄養素

ビール酵母は、たんぱく質と食物繊維が非常に豊富です。
乾燥ビール酵母100gあたり、たんぱく質は55g、食物繊維は28g含有しています。
また、ビタミンではビタミンB群が豊富で、ビタミンB1、B2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビチオンを含有し、特にビタミンB2と葉酸が豊富です。
必須ミネラルではカルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、リン、銅、亜鉛、マンガン、セレンを含有します。

ビール酵母の効果

ビール酵母は豊富なたんぱく質と食物繊維、そしてビタミンB群やミネラルの作用により
* 整腸作用
* 疲労回復
* ダイエット
* 美容
* 免疫力向上
* 貧血予防
に、効果があります。

マカとビール酵母の相乗効果

マカは南米ペルー原産のアブラナ科の植物で、アンデス高原の標高4,000~5,000mの高地で栽培される食品です。
大地の栄養素を1年近い歳月を掛けて吸収しているため、必須ミネラルが非常に豊富です。
マカとビール酵母を一緒に摂取すると、ビール酵母の効果が高まり、
(1)整腸作用
(2)免疫力向上
(3)貧血改善
(4)疲労回復
(5)二日酔い防止
(6)ダイエット
(7)筋肉増強
(8)美肌効果
(9)生殖増進
に、効果を発揮します。

整腸作用

ビール酵母は食物繊維を豊富に含んでいるため、整腸作用があります。
ビール酵母は、細胞壁の内側と外側に、それぞれ多糖類のグルカン、マンナンを含有しています。
ビール酵母が腸内細菌で分解されると、これらの多糖類が腸内の善玉菌の餌となり、善玉菌が活性化します。
善玉菌が増えると腸内環境が整い、便秘や下痢などが解消されます。

マカも食物戦が豊富な食品で、乾燥マカ100gあたり8.5g含有しています。
食物繊維は、水溶性と不溶性の2種類あります。
水溶性の食物繊維は、腸内で水分を吸い数十倍に膨れ上がり、便を柔らかくして排便しやすくします。
不溶性の食物繊維は、腸壁を刺激して腸の蠕動運動を促すので、便通を促進します。
マカとビール酵母を一緒に摂取すると、腸内の環境が改善し、便通が良くなります。

免疫力向上

「腸管免疫」という言葉があるように、体内の免疫細胞の7割が腸で生産されています。
マカやビール酵母の食物繊維で腸内環境が整うと、体全体の免疫力が向上します。

また、ビール酵母にあるβ-グルカンは、免疫細胞のマクロファージやNK(ナチュラルキラー)細胞の活動を活性化します。
さらに、マカやビール酵母に豊富なグルタミン酸は、血中のアンモニアと結合してグルタミンとなり、免疫細胞のリンパ球の餌となり、リンパ球の増殖を助けます。
マカとビール酵母を一緒に摂ると、免疫細胞が活性化し、病気になりにくい体質になります。

貧血改善

貧血は、体内で酸素を運ぶ赤血球の主成分であるヘモグロビンが十分に合成できないために発症します。
ヘモグロビンの主成分になるのは必須ミネラルの鉄で、それ以外にもビタミンB6、葉酸、ビタミンB12の作用が必要です。

ビール酵母もマカも鉄が豊富な食品で、成人男子が1日に必要な摂取基準が7.5mgなのに対し、ビール酵母は100gあたり5.4mg、乾燥マカ100gあたり25mg含有しています。
鉄は日本人の食生活で不足しがちなミネラルで、しかも体内への吸収が非常に悪いミネラルで、食事で摂取した量の20%程度しか吸収されません。
ビール酵母とマカを併用すると、不足しがちな鉄の補給が簡単に行えます。

マカは、ヘモグロビンの合成に必要なビタミン類は含有しませんが、ビール酵母は葉酸とビタミンB6を豊富に含有しています。
また、ビール酵母は葉酸が豊富で、100gあたり1300μg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の542%に相当します。
さらにラットを使った実験では、ビール酵母は鉄の吸収を促進する作用があることが示されています。
マカと一緒にビール酵母を摂取すると、鉄の吸収が高まり、ヘモグロビンの合成が促進されるため、貧血が改善できます。

疲労回復

疲労を回復するには、肝臓でエネルギーを生産する必要があります。
肝臓で糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素をエネルギーに代謝する際に補酵素として作用するのがビタミンB群です。
ビール酵母もマカも、ビタミンB群が豊富です。

ビール酵母は、主に糖質をエネルギーに代謝するビタミンB1が豊富で、100g当たり10mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の714%に相当します。
一方、マカは主に脂質をエネルギーに代謝するビタミンB2が豊富で、乾燥マカ100gあたり76mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の4,782%に相当します。
糖質と脂質という私たちが普段摂り過ぎを気にしている栄養素を、ビール酵母とマカを僅かに摂るだけで、肝臓でエネルギーに代謝できます。
マカとビール酵母の豊富なビタミンB群で、疲労回復が早まります。

二日酔い予防

アルコール分解の仕組み

アルコールの分解は、肝臓で行われます。
アルコールは、肝臓でアルコール脱水素酵素によって水素を奪われアセトアルデヒドに代謝されます。
アセトアルデヒドは肝臓にとって危険な物質で、肝臓の細胞を繊維化してしまう作用があります。
そのため、アセトルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素で再び水素を奪われ、酢酸と炭酸ガスに代謝されます。
このアルコール脱水素酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素になるのが、ビール酵母に豊富なビタミンB1と、マカに豊富なナイアシンです。

ビタミンB1とナイアシンの作用

肝臓にアルコールがもたらされると、肝臓にあるグルコールから水素を奪いビタミンB1とナイアシンを代謝して、アルコール脱水素酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素を作ります。
この時、ビタミンB1とナイアシンが大量に消費されます。
ナイアシンは、ビール酵母100gあたり45mg、乾燥マカ100gあたり35mg含有しています。
成人男子の1日に必要なナイアシンの摂取基準は15mgなので、ビール酵母もマカもナイアシンが非常に豊富と言えます。
マカとビール酵母を一緒に摂取すると、アルコールの分解に必要な酵素を十分に生産できるので、アルコールの分解が進み、二日酔いを予防できます。

ダイエット

ダイエットの天敵は、食事で過剰に摂取してしまう糖質や脂質がエネルギーに代謝されず、肝臓で脂肪として蓄積されるのが原因です。
ビール酵母に豊富なビタミンB1や、マカに豊富なビタミンB2は、糖質や脂質を代謝してエネルギーにするビタミンです。
運動時にマカとビール酵母を摂取すると、ビタミンB1やビタミンB2の作用により、血中の糖質や、体内の脂肪の燃焼が促進されます。

筋肉増強

マカとビール酵母は、筋肉の原料となるアミノ酸が豊富です。
筋肉を作るために重い重量を上げる高負荷の運動では、血中のグルコール(ブドウ糖)を消費してしまうと、体内に蓄えた脂肪よりも先に、筋肉のたんぱく質を分解してエネルギーに変えてしまいます。
この時にエネルギーとして使われるのが、非必須アミノ酸のアルギニンやBCAA(分岐鎖アミノ酸)と呼ばれるバリン、ロイシン、イソロイシンです。
運動後にアルギニンやBCAAを補わないと、逆に筋肉が細くなってしまいます。

マカやビール酵母は、アルギニンやBCAAを豊富に含有しています。
運動前後にマカとビール酵母を一緒に摂取すると、運動時に消費されるアルギニンとBCAAを補給できます。
さらに、アルギニンは遊離アミノ酸として作用し、脳下垂体を刺激して筋肉の合成を促す成長ホルモンの分泌も促進します。
マカとビール酵母を一緒に摂取すると、筋肉の分解を防げ、筋肉を肥大化できます。

美肌効果

素肌の原料

肌を作るには、良質のたんぱく質の摂取が必要です。
ビール酵母の半分がたんぱく質で、脂質はほとんどありません。
また乾燥マカも、100gあたりたんぱく質が11.3mgを占め、たんぱく質が非常に豊富です。

肌の潤いを保つには、肌の保湿成分であるコラーゲンが必要です。
コラーゲンが十分に生産されないと、乾燥肌やシワの原因となります。
コラーゲンの生成には、構成物質である非必須アミノ酸のグリシン、アラニン、プロリン、アルギニン、アスパラギン酸や、必須ミネラルの鉄が必要です。
マカもビール酵母もこれらの非必須アミノ酸や、鉄が非常に豊富です。

肌の新陳代謝促進

また、皮膚の若々しさを保つには肌の細胞の新陳代謝※2が必要です。
肌の新陳代謝には、たんぱく質の合成を促す成長ホルモンの分泌が必要です。
マカとビール酵母に豊富なアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進するので肌の新陳代謝を促進できます。

※2 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を維持する生理現象のこと。

また、肌の細胞分裂には必須ミネラルの亜鉛が必要です。
亜鉛は細胞分裂の際に、細胞内の遺伝子情報を複製する際に必要な成分なので、亜鉛が不足すると細胞分裂が十分に行われず、肌の新陳代謝が遅れます。
成人男子が1日に必要な亜鉛の摂取基準は、10mgです。
一方、乾燥マカの亜鉛の含有量は100gあたり12mg、ビール酵母は6.1mgです。
マカとビール酵母の栄養素は、美肌を実現するために理想的な組み合わせです。

精力増進

男性ホルモンのテストステロンの分泌が不足すると、性欲ややる気が沸かなくなるばかりか、精子や精液の合成も低下します。
さらに、男性らしい肉体の維持もできなくなります。
マカとビール酵母に多く含まれるアルギニンは、このテストステロンの分泌も促進します。

また、マカやビール酵母に豊富な亜鉛は、別名「セックス・ミネラル」と呼ばれるほど、性機能維持に必要なミネラルです。
亜鉛は、性ホルモンや、精子や精液の生成に必要不可欠な成分で、男女ともに生殖器に多く存在しています。
マカとビール酵母を一緒に摂取すると、生殖機能を高めるアルギニンと亜鉛を豊富に摂取できるので、精力を高められます。

まとめ

ビール酵母は、ビールを生産した際にできる副産物で、たんぱく質と食物繊維、ビタミンB群、必須ミネラルが豊富な健康食品です。
マカとビール酵母を一緒に摂取すると、腸内環境が整い、免疫機能が向上します。
また、エネルギーを生産するビタミンB群の作用で疲労回復やダイエット、二日酔いの防止に有効です。
豊富な鉄や亜鉛、アミノ酸は、赤血球の生産や、肌の健康を保つことができ、さらにアルギニンの作用で筋肉増強や精力増進にも効果を発揮します。
味気ないビール酵母を単独で大量に摂取することは難しいですが、マカと混ぜて一緒に摂取することで、互いの栄養素が相乗効果を発揮し、あなたの健康が向上します。

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