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マカのサポニンとステロイドの効果(マカに含まれるサポニンとステロイド)

マカはサポニンとステロイドを含有する

マカは、疲労回復や滋養強壮に効果のある健康食品として人気です。
マカには私たちが普段から気にしているビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養素が豊富です。
それ以外にも、サポニンやステロイド、グルコシノレートなど、二次代謝物と呼ばれる植物特有の栄養素が多く含有されています。
特にサポニンやステロイドは、古くからその薬効が知られ、さまざまな作用をもたらすことが知られている成分です。
今回は、マカに含まれるサポニンとステロイドについてお話します。

サポニンもテロイドも二次代謝産物

サポニンもステロイドも、二次代謝産物で、植物か、植物に近い種の生物のみに特異的に存在している成分です。
ビタミンやミネラルは一次代謝産物と呼ばれ、生体が体の機能を維持するために必要不可欠な栄養素です。
一方、二次代謝産物とは、生体を維持するために必ずしも必要とはしませんが、継続して摂取すると体に何らかの効果をもたらしてくれる物質です。
そのため、二次代謝産物は一次代謝産物に比べれば、植物内の含有量は多くありません。
二次代謝産物は基本的に、植物が紫外線や気温などの環境ストレスや、動物などによる捕食、病原菌などから身を守るために生産されている物質と考えられています。
二次代謝物の中には、殺菌や殺虫、抗生物質、ホルモン分泌などの作用があるものもあります。
サポニンやステロイドをはじめとした二次代謝産物は、現在まで100,000種類も確認されています。

サポニンとは

サポニンは、サポゲニンと呼ばれる炭水化物の部分に窒素を含まない多環式化合物と、糖で作られる配糖体の総称です。
植物に広く存在し、高麗人参や、大豆などの豆類、オリーブなどに含有されます。
サポニンは乾燥させると、無定形の粉末になります。
分子内に水になじみやすい部分と、油になじみやすい部分を併せ持つ界面活性があり、水に混ぜて溶かし、振り混ぜると石鹸のように泡立ちます。
そのため、サポニンを高濃度で含む植物は、天然の洗剤として使われます。

サポニンの効果

サポニンは植物によって種類が違うので、その効果はまちまちですが、界面活性作用を利用し、下記の効果があるとされています。
(1)血流改善
(2)肥満防止
(3)抗酸化作用
(4)肝機能向上
(5)免疫力向上

マカでサポニンを摂取すると、どのような効果があるのか、詳しく見ていきましょう。

血流改善

血流は、悪玉コレステロールと呼ばれる血中のLDLコレステロールが増えたり、血漿中の血小板が凝固したりすることで悪くなります。
サポニンの界面活性作用は、血小板の凝固作用を抑制する効果があります。
また、サポニンは肝臓で生産されるLDLコレステロールを抑制する作用があるので、血流を改善できます。
さらにマカには、血管を広げ、コレステロールを抑制し、血流を改善させるナイアシンが豊富です。
乾燥マカ100gはナイアシンを35mg含有し、これは成人男性が1日に必要な摂取基準の2.3倍に相当します。

肥満防止

サポニンには、腸で吸収する脂肪酸と糖質が結合するのを抑制し、肝臓で余計な脂肪が作られないようにします。
マカは、小腸で脂肪を絡めとり排出する食物繊維が豊富です。
乾燥マカ100gの中には、食物繊維が8.5gも占め、サポニンの脂肪吸収抑制作用をサポートします。

抗酸化作用

サポニンには、抗酸化作用があります。
活性酸素は電子が少ない酸素で、普通の酸素よりも化学反応が高く、物質の酸化を早めます。
特に、体内に溜まった脂肪やLDLコレステロールに結合すると、過酸化脂質となり、分解が難しくなります。
過酸化脂質は、動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞を発生します。
サポニンで活性酸素を除去すると、脂質が酸化しないので動脈硬化を抑制できます。

マカには、他にも体内で抗酸化物質して作用する亜鉛や銅を多く含有しています。
また、体内で抗酸化物質となるグルタチオンの材料となる、アミノ酸のグルタミン酸、メチオニン、グリシンを含有しています。
マカの抗酸化作用で、活性酸素の害から体を守れます。

肝機能向上

肝臓に脂肪が蓄積し、活性酸素で脂肪が過酸化脂質化すると、脂肪肝になりやすくなります。
更に、過酸化脂質が発生させる活性酸素により肝臓に炎症が生じ、肝炎まで発展する場合があります。
サポニンで脂肪と糖の吸収を抑制し、さらにサポニンの抗酸化作用で脂肪の過酸化脂質化を防ぐことで、肝臓への脂肪の蓄積を抑制し、肝機能を活性化することができます。

マカは、肝臓に蓄積する脂肪の燃焼を促進するビタミンB2、ナイアシンが豊富です。
乾燥マカ100gは、ビタミンB2を76mg含有し、これは成人男性が1日に必要な摂取基準の47.5倍に相当します また、肝臓は、有害なアンモニアが肝臓に充満すると機能が低下します。
マカは、アンモニアを無害化する尿素回路を機能させる際に必要な、非必須アミノ酸のアスパラギン酸やアルギニンが豊富です。

免疫力向上

サポニンは、白血球の成分の一つであるナチュラルキラー細胞を活性化する作用があります。
ナチュラルキラー細胞は細胞膜に穴を開ける物質を放出し、ウィルスや腫瘍細胞を破壊します。
そのため、風邪やインフルエンザなど細菌性の病気にかかりにくくなります。
さらにマカは、免疫細胞を増やす成長ホルモンの分泌を促すアルギニンや、その増殖をサポートする亜鉛が豊富です。
また、免疫細胞の餌となり活性化させる、グルタミンの材料となるグルタミン酸も豊富です。
マカを摂取すると、サポニンやこれらの栄養素の効果で免疫力が高まり、病気に強い体を作れます。

ステロイドとは

ステロイドとは、ステロイド核を持つ化合物の総称で、一部あるいは全ての炭素が水素化されている特徴があります。
動植物内に普通に存在する成分で、細胞膜を構成するコレステロールや、特定の細胞に指令を与える一部のホルモンもステロイドでできています。
ステロイド自体はあまり水に溶けない疎水性の物質ですが、結合する物質によって特定の液体に溶けるようになります。
実は、サポニンもステロイドからできています。

ステロイドの作用

ステロイドは、医学の様々な分野で使用されている物質です。
ステロイドは、炎症を抑える効果があり、筋肉疲労を早く回復させ、筋肉増強にも効果を発揮します。
また、免疫力を低下させる作用もあるので、特定の物質に免疫系が過剰反応するアレルギー症状を緩和させる効果もありますが、一方で他の免疫系の能力も低下させるので病気にかかりやすくなります。
しかし、ステロイドを過剰に摂取すると脂肪の代謝力を低下させるので、コレステロールが増加し、動脈硬化や肝臓や心臓に疾患が生じます。
また、ステロイドは体内でホルモンとしても作用するので、骨がもろくなったり、ステロイドホルモンを作る副腎に障害が出たりします。

このような効果は、医薬品として使用される高濃度のステロイドによって起こる作用です。
マカが含有するステロイドはごく少量なので、むしろマカのほかの栄養素が持つ効果をサポートしてくれる成分と言えます。

まとめ

マカが含有するサポニンやステロイドは、体に必ずしも必要ではありませんが、継続して摂取すると体に良い効果をもたらす二次代謝産物です。
サポニンは、抗酸化作用と界面活性作用が有るため、脂質吸収を抑制し、血流や肝機能の改善、免疫力の向上の効果を発揮します。
また、ステロイドは抗炎症作用や疲労回復、筋肉増強に効果があります。
マカには、サポニンやステロイドの効果を高めるビタミンB群や、必須ミネラルの亜鉛、各種アミノ酸が豊富です。
マカが含有するサポニンやステロイドは多くありません。
しかし、継続して摂取することでサポニンやステロイドの効果が徐々に現れ、健康的な体質に変えられます。

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